#4023 英ポンド、31年ぶりに最安値を更新

Sterling Falls to New 31-year Low

The British pound dropped to a new low on Wednesday in Tokyo exchange markets amid continuing concerns over Brexit. Sterling touched $1.28 against the US dollar, a 31-year low.

■チェック

・sterling (=British pound) 英ポンド
・fall (=drop) to new low 最安値を更新する
・exchange market 為替市場
・amid continuing concerns 懸念が引き続く中で
・touch $_ 一時_ドルをつける

■対訳

「英ポンド、31年ぶりに最安値を更新」

英国のEU離脱に対する懸念が引き続く中で、水曜日の東京為替市場では英通貨ポンドが最安値を更新した。対米ドルで1ポンド=1.28ドルと31年ぶりの最安値をつけた。

■訳出のポイント

sterling はもともと英国の 「銀貨」 を指す語。

ster は star と同じで 「星」、

-ling は名詞に付いて 「若い」 「小さい」 「劣る」 の意の語を作る指小辞なので、

原意は 「小さな星」 です。

中世の英銀貨には小さな星が刻印されていたことから、「銀貨」 を意味するようになりました。

現在では、英通貨である 「ポンド」 そのものを指す語としても使われています。

sterling あるいは sterling pound、 および British pound、

いずれも 「英ポンド」 を指します。

low は 「低い」 という形容詞としておなじみですが、英字新聞では記録・水準などの 「最低値」 「底値」 という名詞としても頻出。

特に、今日のような金融・株式関連の記事では

a new low 「新安値」 → 「新たな最安値」

という言い方でしばしば登場します。

fall (=drop) to a new low で

「新安値まで下落する」 → 「最安値を更新する」

という表現になります。

今日のタイトルでは fall to new 31-year low で

「31年ぶりの最安値をつける」ということですね。

amid continuing concerns は

「引き続いている懸念の中で」 → 「懸念が引き続く中で」。

また、concerns over ~ あるいは concerns about ~ で
「~に対する懸念」 なので、

amid continuing concerns over the Brexit の部分は

「英国のEU離脱に対する懸念が引き続く中で」

となっています。

touch は「触れる」「さわる」の意で知られる動詞ですね。

ここでは touch $_ で

(為替レートが)「_ドルに触れる」 →

「一時的に_ドルに達する」 → 「一時_ドルをつける」

ということです。

また、具体的な為替レートを挙げる場合

$_ against US dollar 「対米ドルで」

という形で表すことにも注意しておきましょう。

したがって、

Sterling touched $1.28 against the US dollar で

「(ポンドは)対米ドルで1ポンド=1.28ドルをつけた」

となります。

6月24日のEU離脱を決定づけた英国民投票から1週間半。

英EU離脱による景気悪化懸念は続いており、同国通貨のポンドの下落が止まりません。

6日の東京外国為替市場では、一時31年ぶり安値まで落ち込みました。

また、原油価格下落、米長期金利低下など、市場は典型的なリスク回避の流れとなっており、逃避先通貨として日本円が買い込まれています。

つまり、円高が進んでいるということです。
■編集後記

現在は1ポンド1.29ドル付近で推移しています。ドル円は100円50銭ー70銭というところですね。年明けは120円前後だったのでこの半年で20円も円高になったわけですね。。。海外旅行によく行かれる方にとってはうれしいですね。

 

(裏)週末は曇りか小雨がぱらつくみたいです。