#4065 パンダ、『絶滅危惧種リスト』 から抜け出す

Giant Pandas out of Endangered List

According to the International Union for Conservation of Nature, the giant panda is no longer an endangered species. After decades of conservation efforts, the population of the animal increased 17% from 2004 to 2014.

■チェック

・giant panda パンダ
・out of ~から抜け出して
・endangered (species) list 絶滅危惧種リスト
・International Union for Conservation of Nature 国際自然保護連合
・conservation efforts 保護活動

■対訳

「パンダ、『絶滅危惧種リスト』 から抜け出す」

国際自然保護連合によると、パンダが絶滅危惧種ではなくなった。数十年にわたる保護活動の結果、パンダの個体数は2004年から2014年の間に17%増加したという。

■訳出のポイント

panda 「パンダ」 というグループに属する動物は、現在

giant panda 「ジャイアントパンダ」 と

lesser panda 「レッサーパンダ」

の2種類が生息しています。

単に panda と呼ぶ時、現在では白黒の模様でおなじみのジャイアントパンダのことを指す場合がほとんどですね。

ちなみに、

giant panda は 「大きなパンダ」 で

lesser panda は 「小さい方のパンダ」

という意味になっています。

endanger は 「~を危険にさらす」 という動詞。

ここから、endangered species は

「(絶滅の)危険にさらされた種」 → 「絶滅危惧種」 です。

国際自然保護団体である
International Union for Conservation of Nature = IUCN

「国際自然保護連合」 は、

世界の野生動植物の絶滅危機の緊急度を示す一覧表(=リスト)を作成しており、

これは Red List 「レッドリスト」 と呼ばれています。

この Red List においてジャイアントパンダはこれまで、3段階の真ん中に当たる

endangered 「絶滅危惧種」

とされていましたが、

今回の見直しでは緊急度が1段階低い

vulnerable「危急種」 に分類されました。

これを指して、タイトルでは

out of endangered list 「絶滅危惧種リストから抜け出した」

と言っているわけです。

そして、本文では no longer ~ 「もはや~ではない」という表現で言い換えられていますね。

つまり

the giant panda is no longer an endangered species

「パンダはもはや絶滅危惧種ではない」 →

「パンダが絶滅危惧種ではなくなった」 ということです。

effort は 「努力」 「尽力」 という名詞。

efforts と複数形で用いると、

努力を必要とする 「取り組み」 「試み」 「活動」

といった意味合いになります。

したがって、conservation efforts は

「保護の取り組み」 「保護活動」

ということです。

population は 「人口」 ですが、ここでは

population of the animal なので、

「その動物(=パンダ)の人口」 → 「パンダの個体数」

と訳すのが適切でしょう。

絶滅危惧種だったジャイアントパンダ。

中国政府による森林保護や植林、あるいは取引禁止などの政策が効果を上げ、2004年の1596頭から2014年には1864頭と、個体数が17%増加しました。

ただし、気候変動の影響から、80年後には竹林などの生息地の35%以上が失われるとの予測もされています。

IUCN は、今後も中国政府による保護策の拡大が重要と指摘しています。

■編集後記

ジャイアントパンダはクマ科に属しますが他のクマ科の動物と異なり、冬眠をしないそうです。また一見、愛らしい外見ですが、実は気性が荒く、過去に飼育係や見学客を傷つける事故も少なからず起こしているという。。

 

(裏)蒸し暑い日が続きます・・・