#4071 巨大地震は大潮の期間に頻発

Study: More Mega-quakes During Spring Tides

A new study by Japanese researchers found that
mega-earthquakes tend to occur during periods of spring tides, before and after the full and new moons.

■チェック

・mega-(earth)quake 巨大地震
・spring tide 大潮
・tend to occur 起きる傾向がある
・before and after ~の前後に
・full (new) moon 満(新)月

■対訳

「研究:巨大地震は大潮の期間に頻発」

巨大地震は、満月および新月前後に生じる大潮の時期に起きる傾向があるという。日本の研究チームによる新研究で明らかになった。

■訳出のポイント

earthquake および、その省略形 quake は 「地震」。

mega- が 「巨大な」 「大規模な」 という接頭辞なので、

mega-earthquake あるいは mega-quake で 「巨大地震」

ということです。

タイトルの more mega-quakes during spring tides は直訳すると

「大潮の間には、より多くの巨大地震」。

つまり、

「大潮のときにより多くの巨大地震が起きる」 →

「巨大地震は大潮のときに起きることが多い」

ということです。

本文の頭、Japanese researchers は文字通り訳すと「日本(人)の研究者たち」。

つまり 「日本の研究チーム」 「日本の研究グループ」 を意味しています。

tend to V は 「~する傾向がある」 「~しがちである」 「~しやすい」という言い方。

ここでは tend to occur で 「起きる傾向がある」 「発生しがちである」の意になっています。

during period of ~ 「~ の時期に」 なので、

during period of spring tides で 「大潮の時期に」

ということです。

それに続くカンマ以下の

before and after the full and new moons は

spring tides を言い換えた文節ですね。

つまり、「満月および新月の前後(である大潮の時期に)」 →

「満月および新月の前後(に生じる大潮の時期に)」

というわけです。

今日の話題は、東京大学のチームが発表した地震についての研究。

この研究では、2011年の東日本大震災をはじめ、インドネシア・スマトラ島沖地震など、過去20年間に起きた巨大地震を詳しく調べた結果、潮の満ち干きが大きくなる大潮の時期に大規模地震の発生率が高いことが分かったと言います。

月と太陽が一直線上に並ぶ時には tidal stress 「潮汐応力」 が強くなり、大潮となります。

この 「潮汐応力」 を引き起こす月と太陽の重力が、巨大地震の誘発にも関与している可能性が示唆されたわけです。

巨大地震がどのように始まり、どう進行するのかについては、未だによく解明されていません。

今回の研究結果は、地震多発地域などにおける発生確率の評価、予知などの一助になることが期待されます。

■編集後記

巨大地震が大潮の時に発生しやすいということは、それによって津波が生じた場合にもより大規模になりやすい、ということですね。よく台風が去った直後とか大きな気圧の谷の通過直後というのが地震が起きやすいと聞いたことがありますが・・・

 

(裏)今週は仕事が忙しく時間が流れるのがゆっくり・・