EgyptAir Jet Hijacked, Lands in Cyprus
An EgyptAir domestic flight from Alexandria to Cairo was hijacked by an armed man on Tuesday and landed in Cyprus.
■チェック
・hijack ハイジャックする、乗っ取る
・land 着陸する
・domestic flight 国内便
・armed 武装した
■対訳
「エジプト航空機ハイジャック、キプロスに着陸」
火曜日、アレクサンドリア発カイロ行きのエジプト航空国内便がハイジャックされ、キプロスに着陸した。乗っ取り犯は少なくとも1人が武装しているという。
■訳出のポイント
「ハイジャック」 は完全に日本語になっていますね。
語源である hijack は 「ハイジャック」 「乗っ取り」 という名詞であると同時に 「ハイジャックする」 「乗っ取る」 という動詞でもあります。
今日のタイトルでは、 EgyptAir jet (is) hijacked と
be 動詞が省略されていますが、受動態で
「エジプト航空のジェット機がハイジャックされる」
ということです。
また本文の方では、was hijacked by an armed man で
「武装した男に(よって)ハイジャックされた」 となっています。
arm は 「腕」 という名詞がよく知られていますが、語源を異にする別の単語で 「武器」 「兵器」 の意味になります。
そして、こちらの arm は 「武装する」 「戦闘準備をする」といった意味の動詞でもあります。
ここから、動詞 arm の過去分詞が形容詞化した armed は「武装した」 「武器を身につけた」 の意になるわけです。
したがって、an armed man で 「武装した(1人の)男」 という意味です。
domestic はもともと 「家庭の」 「家庭内の」 という形容詞ですが、英字新聞では 「国内の」 「自国の」 「国産の」 といった意味で頻出の語。
domestic policy 「国内政策」、
domestic products 「国産品」
などのように用いられます。
今日の場合は domestic flight で 「国内便」。
international flight 「国際便」
とセットで覚えておきたい表現ですね。
エジプト北部のアレクサンドリアから首都カイロに向かっていたエジプト航空機が、男にハイジャックされたニュース。
その後、同機は近隣のキプロスのラルナカ空港に着陸しました。
50人以上の乗客が搭乗していたとみられますが、その後、乗客、乗員81人は全員解放され犯人は投降して逮捕されました。
キプロスのメディアによると、男の元妻がキプロスにおり、個人的な動機から犯行におよんだとみられ、ハイジャックはテロとは無関係の模様です。
■編集後記
旅客機の墜落事故は未だよくありますがハイジャックは以前に比べ少なくなりました。まあこの背景には空港におけるセキュリティの強化もあるのでしょう。日本では1999年のANA機ハイジャック事件以来、ハイジャックは起きていません。
(裏)明日は会社のお花見だが今日明日で一気に開花してくれることを祈る。