#4016 レディー・ガガがダライ・ラマと会見

Chinese Fans Outraged after Lady Gaga Meets with Dalai Lama

Many Chinese fans reacted with fury to Lady Gaga’s meeting with the Dalai Lama after the pop star posted a photo of the two on Instagram.

■チェック

・(be) outraged 激怒する、憤慨する
・react with fury to ~に対して激怒の反応を示す
・Instagram (ソーシャルメディアの)インスタグラム

■対訳

「レディー・ガガがダライ・ラマと会見、中国人ファンは激怒」

ポップスターのレディー・ガガがインスタグラムにダライ・ラマとのツーショット写真を投稿したところ、多くの中国人ファンから、ダライ・ラマとの会見に対する激怒の反応が見られた。

■訳出のポイント

outrage は名詞としては 「激怒」 「憤慨」、動詞としては 「(人を)憤慨させる」 「激怒させる」 の意。

今日のタイトルでは

Chinese fans (are) outraged のように、

be 動詞が省略された受動態で登場しています。

つまり、be outraged で

「憤慨(激怒)させられる」 → 「憤慨(激怒)する」 ということです。

react は 「反応する」 「反応を示す」 という動詞。

通常は react to ~ 「~に反応する」 「~に対する反応を示す」という形で使われます。

ここでは、react to の間に

with fury 「激怒とともに」 → 「激怒で」

という表現が加わっているわけです。

すなわち、react with fury to ~ で

「~に対して激怒で反応する」 → 「~に対して激怒の反応を示す」

ということです。

そこで本文頭の

Many Chinese fans reacted with furry to Lady Gaga’s
meeting with the Dalai Lama

の部分は

「多くの中国人ファンが、レディー・ガガのダライ・ラマとの会見に対して激怒の反応を示した」 →

「多くの中国人ファンから、レディー・ガガのダライ・ラマとの会見に対して激怒の反応が見られた」

ということです。

a photo of the two は 「2人の写真」。

“2人”とは当然、レディー・ガガとダライ・ラマを指していますね。

したがって、posted a photo of the two は

「2人の写真を投稿した」 → 「2人のツーショット写真を投稿した」

となっています。

また、「インスタグラムに投稿する」 「フェイスブックに投稿する」 など、ネット上での具体的な投稿先を示す場合は、前置詞 on を使うことにも注意しておきましょう。

posted a photo of the two on Instagram で

「2人のツーショット写真をインスタグラムに投稿した」

ということです。

中国本土でも絶大な人気を誇る、米ポップスターのレディー・ガガ。

27日、訪米中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世とインディアナ州で開かれた全米市長会議 United States Conference of Mayors で会見しました。

その後、ガガが2人で撮影した写真を画像共有サイトのインスタグラムに投稿したところ、中国人ファンから数千にのぼる激怒のコメントが寄せられているというニュース。

中には

「中国人にとっては、あなたがオサマ・ビンラディン(アルカイダの元指導者)と握手しているように感じられる」

「ガガは中国のテロリストを敬愛している証拠写真。中国のファン、いや中国人全員を見下している」

などの投稿もあったそうです。

ノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ14世は、中国政府にとってはチベットの高度自治を訴える危険な “独立主義派” のリーダー。

これまでも、ダライ・ラマへの共感、接点を持つ国際的歌手や俳優などの芸能活動が中国本土で制限されてきたことは、周知の事実ですね。
■編集後記

世界2位の経済力を誇る中国ですがその若者もダライ・ラマに対して反感を抱いているのでしょうか?ネットで騒いでいるのは一部、政治活動に参加している学生や識者たちではないかという気もしないではないが。。

 

(裏)今日、明日でぐずついた天気は一旦終了みたいですね