#4101 松山英樹、ゴルフ世界選手権・HSBCチャンピオンズで大勝利

Hideki Matsuyama Wins Big at the WGC-HSBC Champions

In the final round of the 2016 World Golf Championship- HSBC Champions, Hideki Matsuyama of Japan never gave his competitors a chance to catch up with him, becoming the first Asian individual winner in the WGCs history on Sunday.

■チェック

・win big 大勝する、大勝利をおさめる
・give(人)a chance to V (人)に Vする機会を与える
・competitor 競争相手、  ライバル
・catch up with ~に追いつく
■対訳

「松山英樹、ゴルフ世界選手権・HSBCチャンピオンズで大勝利」

日曜日に2016年ゴルフ世界選手権・HSBCチャンピオンズの最終ラウンドが行われ、日本の松山英樹はライバルたちに追撃のチャンスを全く与えず、アジア勢としては初となるゴルフ世界選手権の個人優勝を手にした。

■訳出のポイント

win big は文字通り 「大きく勝つ」 「派手に勝つ」 の意。

「大勝する」 「大勝利をおさめる」 という言い方になります。

World Golf Championships 「ゴルフ世界選手権」 は男子プロの選手権ですが、Championships が複数形になっている点にご注意を。

つまり “選手権” ではありますが、単独の試合ではなく4つの “選手権群” だからです。

ここから、日本語では 「ゴルフ世界選手権シリーズ」 とも呼ばれています。

そして、今日は、その中の1戦、毎年11月に行われる HSBC Champions で、日本の松山英樹が初優勝をした嬉しいニュースです。

give(人)a chance to V は、「(人)に Vする機会を与える」という言い方。

ここでは、(人)に当たる部分は his competitors となっていますね。

competitor は 「競争相手」 試合などの 「出場者」、「ライバル」 と言った意味の名詞です。

したがって、never gave his competitors a chance で

「ライバルたちに決してチャンスを与えなかった」 →

「ライバルたちに全くチャンスを与えなかった」 の意。

そして、チャンスの内容を説明する後続の to V は

to catch up with him なので

「彼(=松山)に追いつく(チャンス)」 ですね。

つまり、

「(松山は)ライバルたちに追いつくチャンスを全く与えなかった」

→ 「ライバルたちに追撃のチャンスを全く与えなかった」

ということ。

松山は最終ラウンドを首位で発進していますから、最初から最後までリードを保ったままであったことを指して、こう表現しているわけです。

後半の

becoming the first Asian individual winner in the WGCs history

の部分では、

WGCs は World Golf Championships の略。

この部分を直訳すると

「ゴルフ世界選手権の歴史の中で、最初のアジア人の個人優勝者となった」。

対訳では、

「アジア勢としては初となるゴルフ世界選手権の個人優勝を手にした」

と意訳しています。

松山秀樹がゴルフ世界選手権で堂々の優勝。

日本勢、いやアジア勢として初の快挙です。

そして、丸山茂樹に並ぶツアー通算3勝にもなりました。

■編集後記

松山が丸山茂樹に並ぶ米ツアー3勝目。WGCでは東洋人初優勝の快挙!この好調を維持して来年、メジャー優勝して欲しいです。あまりにも別次元のゴルフに、松山は1人で深夜にコースをまわってバーディを重ねてるんではないか?という冗談のプロの中で飛ぶほどでした!

 

(裏)群馬県草津に来ていますが紅葉がきれいです。