#4707 NASA 探査機が火星の地震を検知

NASA’s Lander ‘Detects First Marsquake’

NASA’s InSight lander appears to have detected its first tremor on the Red Planet on April 6th, the agency announced on Tuesday.

■ チェック

・lander (月、惑星などに降りる)探査機
・detect ~を検知する
・Marsquake 火星の地震
・appear to ~するように思われる
・tremor 地震
・the Read Planet (=Mars) 火星

■ 対訳

「NASA 探査機が 『火星の地震を検知』」

米航空宇宙局の探査機インサイトが、4月6日に火星で初めて地震を検知したとみられる。火曜日に NASA が発表した。

■ 訳出のポイント

NASA は日本語でもこのまま使われていますが、

National Aeronautics and Space Administration の略で、

米国の 「航空宇宙局」

のことですね。

正式名称もしっかり押さえておきましょう。

lander は直訳すると

「着陸する人」 「着陸する物」。

宇宙工学で、

月や惑星などへの 「着陸船」 →(着陸する)「探査機」

を意味する名詞となっています。

lander InSight は

NASA の 「探査機インサイト」

ということですね。

quake はもともと

「震え」 「おののき」 「揺れ」

を意味する名詞ですが、

earthquake 「地震」

を意味する略式語としても頻出。

earthquake が

「地球の揺れ」 → 「地震」 なので、

ここでは

earth の代わりに Mars 「火星」 を用いて、

Marsquake 「火星の揺れ」 → 「火星の地震」

というわけです。

NAZA によると、これまでは、理論上のみで存在されるとされてきたこの Marsquake 「火星の地震」が、今回初めて実際に検知されたと思われます。

tremor は

「震動」 「揺れ」 「揺らめき」 「震え」

を意味する名詞。

ここから、やはり

「地震」

を指す単語としても使われるようになっています。

また、

「赤い惑星」 という意味の the Red Planet は

「火星」 の俗称なので、

its first tremor on the Red Planet の部分は

「火星で初めての地震」

ということです。

昨年11月に火星に着陸した NASA の探査機インサイトが、火星で地震波を検知したとみられるニュース。

今後の分析で、これが確定すれば、初の Marsquake を観測したことになります。

地球の地震は表面の岩板(プレート)がずれることで発生しますが、火星には月と同様、プレートはありません。

NASA によると、月や火星では、地表の冷却・収縮が繰り返さることで、地殻が破壊されて小規模な地震が起きると考えられるようです。

■編集後記

ブラックホールの撮影に成功したり、火星の地震を探知したりと、科学技術の発展でこれまでわからなかったことがどんどん解明されていきますね。令和まであと6日、令和の世に、世界は、日本はどう変わるのでしょうか?

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(裏)さてあと1日でGW10連休。気合いれて充実した日々を過ごしましょう!