#5281 ビットコインを法定通貨に採用

El Salvador Adopts Bitcoin as Legal Tender

El Salvador officially adopted bitcoin as legal tender on Tuesday, making the Central American country the first one to do so in the world.

 

■チェック

・adopt A as B A を B として採用する
・legal tender 法定通貨
・officially 正式に
・Central American country 中米の国

■対訳

「エルサルバドル、ビットコインを法定通貨に採用」

中米のエルサルバドルは火曜日、ビットコインを正式に法定通貨として採用した。ビットコインを法定通貨とするのは世界初である。

 

■訳出のポイント

adopt は

「~を採用する」 「~を採択する」 「~を受け入れる」

という動詞。

adopt A as B で

「A を B として採用する」

という言い方になっています。

tender は

「柔らかい」 「優しい」

などの意の形容詞として一般的ですが、

今日登場している tender は語源を別にする全く別の単語で

「提出」 「提供物」 → 「通貨」 「貨幣」

という名詞。

そして、legal が

「法律上の」 「法定の」 「合法の」

という形容詞なので、

legal tender で

「法定通貨」

ということです。

そこで、

adopt Bitcoin as legal tender だと

「ビットコインを法定通貨として採用する」

になるわけです。

make は

「作る」 などの意味でおなじみの基本動詞ですね。

ただし、今日の場合は

「〈人・物・事〉を~にする」

という【作為動詞】として用いられているので、注意しましょう。

make A B という形で

「A を B にする」

という言い方になります。

本文後半の making… 以下では

A = the Central American country

「その中米の国(=エルサルバドル)」

B = the first one to do so in the world

「世界でそれを行う(=ビットコインを法定通貨として採用する)最初の国」

なので、

「その中米の国(エルサルバドル)を世界でビットコインを法定通貨として採用する最初の国にした」→

「(エルサルバドルが)世界で初めてビットコインを法定通貨とする国となった」

ということですね。

対訳では、この部分を独立させて

「ビットコインを法定通貨とする国は(エルサルバドルが)世界初である」 →

「ビットコインを法定通貨とするのは世界初である」

としています。

中米エルサルバドルで7日、仮想通貨のビットコインが世界で初めて法定通貨となりました。

同政府は、専用アプリを導入して登録するだけで30ドル相当のビットコインをプレセントするなど、利用促進ために躍起になっています。

しかし、世論によると国民の約70%はビットコイン法定通貨化に反対。

送金手数料などを抑えられるという利点はあるものの、価格変動の激しさなどを懸念する声が大きいということです。

また、初日には政府が設定した電子ウォレットや ATM でシステム不備が発生し、混乱もあったようです。

そんな中、各国・各業界は、

the largest Bitcoin experiment 「最大級のビットコイン実験」

として、今後の行方を注視することでしょう。

 

■編集後記

ビットコインは一時570万円をつけましたが急落しています。現在500万円を越えたところ。不安定な動きですが去年の今日は100万円くらいでしたのでそれでも1年で5倍になってるのですね・・・現在1年で5倍になる投資商品って他に思いつきません。弊社運営の「クジラチャンネル」(YouTube)ではBTC相場を分析しています。

今日の動画
https://youtu.be/ASnKXWvwipY

昨日の動画(キューバ、2歳以上にワクチン)
https://youtu.be/-SWLwTMHFqo

 

(裏)朝から雨・・・スッキリしない天気が続きます。明日から週末は曇り・・・