#5277 元トップ官僚に禁錮5年の実刑

Former Japanese Top Bureaucrat Gets 5 Years for 2019 Tokyo Crash That Killed Two

A 90-year-old former top bureaucrat was sentenced to five years in prison for negligence over a 2019 car accident in Tokyo that killed a woman and her 3-year-old daughter.

 

■チェック

・former 元~
・top bureaucrat トップ官僚
・get _ years (= be sentenced to _ years in prison) 禁錮5年の判決を受ける
・crash (=car accident) 交通事故
・negligence 【法律】過失
・daughter 娘

■対訳

「日本の元トップ官僚に禁錮5年の実刑、2019年の交通事故で2人死亡」

東京で女性と3歳の娘が死亡した2019年の自動車事故をめぐり、90歳の元トップ官僚が過失運転で禁錮5年の判決を受けた。

 

■訳出のポイント

bureaucrat は

「官僚」 「官吏」 を意味する名詞。

top bureaucrat だと

「最上級の官僚」 「トップに立っている官僚」

ということですね。

get _ years は

get _ years in prison

の略と考えてください。

「(懲役)_年をくらう」 →

「懲役_年の(実刑)判決を受ける」

という意味です。

今日のタイトルでは

gets 5 years なので

「禁錮5年の実刑判決を受ける」

ということです。

また、これは、本文で使われている

be sentenced to _ years in prison

「懲役_年の判決を言い渡される」 →

「禁錮_年の判決を受ける」

を略式にした言い方になるわけですね。

名詞 crash はもともと

物が倒れたり、壊れる時の 「すざましい音」 「砕ける音」

を意味します。

ここから、

乗り物などの 「衝突(事故)」

飛行機の 「墜落」 「不時着」

を指して使われることも多い語ですね。

今日の場合は、

本文で言い換えられているように

= car accident 「自動車事故」

を意味しています。

negligence は

責任ある人などの 「怠慢」 「不注意」

を意味する名詞。

法律用語では

「過失」 「不注意」

の意味になります。

今日の記事では、自動車事故に関する判決が話題なので、

「過失(運転)」

と訳しています。

2019年4月、東京池袋で乗用車が暴走。

次々と通行人をはね、31歳の女性とその3歳の娘が死亡し9人が負傷した事件は、池袋の暴走事故として日本中を震撼させました。

運転していた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(90歳)の判決公判が2日、東京地裁で開かれ、禁錮5年の実刑判決が言い渡されたニュースです。

検察側は 「事故原因はブレーキとアクセルの踏み間違いだった」として禁錮7年を求刑するも、飯塚被告は初公判以来一貫して車の故障を訴え、無実を主張していました。

今回の判決は、被告のブレーキとアクセルを踏み違えるという過失を認定する形での禁錮5年という実刑判決となりました。

 

■編集後記

90歳といえば、残りの人生を実り多く、大切に過ごしたいと思うでしょう。それを刑務所に収監されて過ごさなくてはならない・・というのは考えただけでも恐ろしいです。車は本当に便利な文明の利器ですが、”正しく” 使わなければ、いとも簡単に人の命を奪う凶器になってしまいます。自分も衰えを自覚したら、スッパリと運転を諦められる覚悟と準備を整えておかなければ・・・と思います。

今日の動画
https://youtu.be/MNxbi0GPXls

昨日の動画(眞子さま、年内に小室圭さんと結婚へ)
https://youtu.be/5SWwE_blXPY

 

(裏)本当に肌寒いですが来週水曜くらいからまた暑くなるみたいっすね・・・