#5307 中国が極超音速ミサイル実験

Report: China Tested Hypersonic Missile

China test-fired a nuclear-capable hypersonic missile in August, British media reported.

 

■チェック

・report 報道(する)
・test ~を試験する → ~の実験を行う
・test-fire 発射実験を行う
・hypersonic missile 極超音速ミサイル
・nuclear-capable 核弾頭の搭載が可能な

 

■対訳

「報道:中国が極超音速ミサイル実験」

中国が8月に、核弾頭の搭載が可能な極超音速ミサイルの発射実験を行ったという。イギリスのメディアが報じた。

 

■訳出のポイント

hyper はもともと

「非常に興奮した」 「とても活動的な」 「とても過敏な」

という形容詞 hyperactive の略。

ここから

hyper- は

「超~」 「過度の~」

という接頭辞になっています。

「上位の」 「超~」

という意味でよく使われる接頭辞 super- に近い意味ではありますが、hyper- の方がより程度が高い場合に用いられる傾向があります。

そこで、

supersonic は 「超音速(の)」 で、

hypersonic は 「極超音速(の)」

というわけです。

a hypersonic missile で

「極超音速ミサイル」

ということですね。

「テスト」 「試験」 という名詞としておなじみの

test は

「~をテストする」 「 ~を試す」 「~を試験(実験)する」

という動詞としても頻出です。

また、本文では

ミサイルなどを 「発射する」 という動詞 fire と組み合わさった

test-fire で

「試しに発射する」 「発射実験をする」 「発射実験を行う」

という言い方になっています。

capable は

「能力がある」 「能力を秘めている」

という形容詞。

nuclear-capable は

「核の能力がある」 → 「核保有の能力がある」

という意味になり、

a nuclear-capable nation

「核保有能力がある国」 → 「核保有国」

のように使われます。

今日の場合は

a nuclear-capable missile で

「核(兵器)の搭載が可能力があるミサイル」 →

「核弾頭の搭載が可能なミサイル」

という意味になるわけです。

イギリスのファイナンシャル・タイムズが、中国が核弾頭の搭載可能な極超音速ミサイルの発射実験を8月に行ったと報じました。

ロケットで打ち上げられた極超音速ミサイルは地球を周回し、標的から約24マイル(約39キロ)外れて着弾したと言います。

また、中国の極超音速技術は驚異的な進歩を遂げており、米当局の認識よりもはるかに進んでいることが明らかになった、とアメリカの情報機関の驚きを伝えています。

極超音速ミサイルは音速の5倍(マッハ5)以上の速さで飛行し、軌道を変えながら飛ぶこともできるため、既存のミサイル防衛システムでは追跡や迎撃が困難とされています。

 

■編集後記

極超音速ミサイル・・・恐ろしいですね。テクノロジーの進歩で10年後、20年後どんな軍事技術が今後出てくるのか・・・人工衛星をつかった核攻撃なんかも出てきそうです。

今日の動画
https://youtu.be/4sK2cE2OtMo

昨日の動画(英議員、刺殺される)
https://youtu.be/sExioRWEpUQ

 

(裏)寒いです!!完全に冬もののジャケット着で外出。手袋している人も見かけます