Novak Djokovic Deported after Losing Australia Visa Battle
Novak Djokovic has left Australia after its court rejected the second challenge by the unvaccinated world’s No.1 tennis player against a decision to revoke his visa.
■チェック
・(be) deported 国外追放される、国外退去となる
・lose (a) battle 戦いに敗れる
・court 裁判所
・reject (a) challenge 異議申し立てを退ける
・unvaccinated ワクチン未接種の
・revoke one’s visa ビザを取り消す
■対訳
「ノバク・ジョコビッチが国外退去、豪ビザ闘争に敗北」
テニス世界ランキング1位でワクチン未接種のノバク・ジョコビッチ選手は、ビザ取り消し決定に対する2度目の異議申し立てをオーストラリアの裁判所が退けたのを受け、同国から出国した。
■訳出のポイント
deport は
政府などが外国人、自国人、囚人などを
強制的に 「国外追放する」 「強制送還する」
という動詞。
ただ、これらの日本語を使うとかなり強い印象になってしまうので、
「国外退去させる」
という言い方も日本語訳としてよく使われています。
また、受動態の
be deported from ~
「~から国外追放される」 「~から国外退去する」
という形で使われるのが一般的となっています。
日本語でも 「チャレンジ」 というように
challenge は
「挑戦」
という意味の名詞としておなじみですね。
英語の challenge はより幅広く
やりがいのある 「課題」 「難題」
といった意味、
あるいは
妥当性、資格などへの 「挑戦」 「疑念」 → 「異議(申し立て)」
という意味でもしばしば使われます。
そこで、
reject a challenge は
「異議申し立てを退ける」 「異議申し立てを認めない」
という言い方になっています。
今日の場合は
rejected the second challenge で
「2度目の異議申し立てを退けた」
ということです。
そして、the second challenge 以降では
「2度目の異議申し立て」 について説明されている形なので、その内容を順番にみていきましょう。
まず、前半の
(the second challenge) by the unvaccinated world’s No.1 tennis player
の部分は
「ワクチン未接種の世界ランキング1位のテニス選手(=ジョコビッチ)による(2度目の異議申し立て)」。
次に、後半の
(the second challenge) against a decision to revoke his visa
の部分は
「彼(=ジョコビッチ)のビザを取り消す決定に対する(2度目の異議申し立て)」
となっています。
これらをあわせると
「ワクチン未接種の世界ランキング1位のテニス選手(であるジョコビッチ)による、ビザ取り消し決定に対する2度目の異議申し立て」
というわけですね。
新型コロナワクチンの接種をめぐり、オーストラリア入国を拒否されたテニスのジョコビッチ選手は、ビザ取り消し撤回を求めた2度目の異議申し立てが認められず、国外退去となりました。
17日から始まる全豪オープンに出場できなくなった同選手は
“extremely disappointed by the decision”
「決定にはとても落胆している」 ものの、
“would co-operate with authorities”
「当局に協力する」とコメントしています。
■編集後記
10日間世界で注目を集めていたジョコビッチ騒動が終結・・・個人的には、ワクチン接種については社会が「強制」はできないものと思っています。ただ、自分で未接種を選択したのなら、それにともなう責任や公的制限も潔く受け入れるべきだろう、と思います。
今日の動画
https://youtu.be/DfoxluWlefI
(裏)月曜日の夜は、日曜に録画したもの(ゴルフ、大河、真犯人など)を見なくてはならず忙しい・・