#5394 ロシアでの映画公開見合わせ

Hollywood’s Major Movie Studios Pause Film Releases in Russia

Warner Bros, Disney and Sony announced that they have halted the planned release of their films in Russian theaters following Putin’s invasion of Ukraine.

 

■チェック

・major movie studio 大手映画スタジオ
・pause (=halt) film release 映画の公開を(一時的に)中止する
・planned 計画された → 予定されていた
・theater(s) 劇場
・following ~を受けて

 

■対訳

「ハリウッドの大手映画スタジオ、ロシアでの映画公開見合わせ」

プーチン露大統領によるウクライナ侵攻を受けて、ワーナー・ブラザース、ディズニー、ソニーは予定されていた映画のロシア国内での劇場公開を取りやめたと発表した。

 

■訳出のポイント

pause の語源は

「休止」 「停止」 を意味するギリシア語 pausis。

ここから、

一時的な 「休止」 「中断」 「途切れ」

を意味する名詞となっています。

また、

「休止する」 「いったん止まる」

あるいは

「~を停止する」 「~を休止する」 「(一時的に)中止する」

という動詞としてもしばしば使われます。

今日のタイトルでは

pause film releases in Russia で

「ロシアにおける映画公開を一時的に中止する」 →

「ロシアのおける映画公開を見合わせる」

となっています。

一方。

本文で用いられている halt の方は、もともと

ドイツ語の 「止まる」 という動詞 halten の命令形 halt 。

ここから

「立ち止まる」 「停止する」 「中止する」

といった動詞となっています。

したがって

they have halted the planned release of their films in Russian theaters

の部分は

「それら(=ワーナー、ディズニー、ソニー)は予定されていた映画のロシアの劇場での公開を(一時的に)中止した」 →

「ワーナー・ブラザース、ディズニー、ソニーは予定されていた映画のロシア国内での劇場公開を取りやめた」

ということですね。

2月28日、米ハイウッド映画の最大手ディズニーが

ロシアでの公開日が決定してた

Turning Read 「私ときどきレッサーパンダ」

などの新作映画のロシア国内での封切り中止を発表。

続いて、

ワーナー・ブラザースは、3月3日に予定されていた

The Batman 「ザ・バットマン」、

ソニー・ピクチャーズも

3月24日に予定されていた

Morbius「モービス」

などの新作映画の劇場公開を取りやめることを明らかにしました。

今後はハイウッドの大手映画各社が3社に追随することが予測され、ロシア映画業界には大きな打撃となるでしょう。

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐっては、すでに英エネルギー大手の BP やシェルなどがロシアからの撤退を発表するなど、ビジネス、経済面でロシアを排除する動きが世界で広がっていますね。

 

■編集後記

ロシアとウクライナの交渉決裂でビットコイン相場が昨日500万円を越えてきました。
ロシアとウクライナは国民の1割が仮想通貨を保有しているといいます。取引所にはNATO諸国からロシア人の口座を凍結せよと要請が出ていますが、ロシア人とはいえ、無実な人々の口座を凍結できないと拒否しています。こういったことは「クジラチャンネル」というYouTubeチャンネルで解説されていました。

今日の動画
https://youtu.be/dD8xop4NTiY

 

(裏)本格的に暖かくなってきた気がします。ただこれから三寒四温。冬物はまだ仕舞えません。