#5498 マックマフィン密輸で罰金

‘Smuggling McMuffins’ Costs Traveler A$ 2,664 Fine

A traveler who arrived at Darwin Airport, Northern Australia, from Bali ended up paying a fine of 2,664 Australian dollars, after two undeclared Sausage McMuffins and a ham croissant were found in the luggage.

 

■チェック

・smuggle ~を密輸する
・Sausage McMuffin(s) (マクドナルドの)ソーセージマックマフィン
・cost(人)~ (人)に~を支払わせる
・traveler 旅行者
・fine 罰金
・end up ~ing ~することになる、羽目になる
・pay a fine 罰金を支払う
・undeclared 未申告の
・luggage 手荷物

■対訳

「 “マックマフィン密輸” で2664豪ドルの罰金」

バリからオーストラリア北部ダーウィンの空港に到着した旅行者の手荷物から、未申告のソーセージマックマフィン2個とハム入りクロワッサンが見つかり、旅行者は2664豪ドル(約25万円)の罰金を支払う羽目になったという。

 

■訳出のポイント

smuggle は「~を密輸する」 「~をこっそり持ち込む」という動詞。

そこで、smuggling McMuffins は「マックマフィンをこっそり持ち込むこと」 「マックマフィンの密輸」ということですね。

cost はもともと「値段」 「代価」 「費用」 「経費」という名詞。

ここから費用、金額が 「かかる」 「要する」という動詞としても頻出です。

cost(人)~ だと「(人)に~(という時間、労力、費用)がかかる」

「(人)に~(という犠牲、損失)を支払わせる(失わせる)」という意味合いになります。

そこで、今日のタイトルは「”マックマフィンの密輸” が旅行者に2664豪ドルの罰金を支払わせる」→「”マックマフィンの密輸” で、旅行者が2664豪ドルの罰金を支払う羽目になる」となっています。

ちなみに、McMuffin 「マックマフィン」 は米ファーストフード大手マクドナルドの 「朝マック」 の人気商品のひとつですね。

end up ~ は「結局は~になる」 「~で終わる」 「~に行き着く」という成句。

~ の部分に動詞の現在分詞をとると「結局は~する」 「~することになる」という言い方になります。

したがって ended up paying a fine of 2,664 Australian dollars の部分は「2664豪ドルの罰金を支払うことになった」

「2664豪ドルの罰金を支払う羽目になった」というわけです。

fine は「素晴らしい」 「きれいな」 「見事な」といった意味の形容詞として頻出ですね。

しかし、ここでは、スペル・発音ともに同じでも、語源が異なる別の単語で「罰金」 「科料」という名詞になっています。

pay a fine で「罰金を支払う」ということです。

インドネシアのバリから豪州ダーウィンの空港に到着した旅行者が、マックマフィンとハム入りクロワッサンを手荷物で持ち込もうとし、日本円にして約25万円の罰金を科された、というニュース。

豪当局によると、検疫探知犬がエッグマックマフィンをクロワッサンのにおいを検知し、”密輸” が水際で防がれました。

オーストラリアは害虫や疫病の侵入を防ぐため、世界でも最も厳しい検疫制度を設けています。

さらに現在は、インドネシアで foot and mouth disease 「口蹄病」 が発生したことを受け、

厳戒態勢が敷かれており、同国から輸入される食肉全てが検疫検査対象となっているところです。

ちなみに、今回の罰金2664豪ドルは、シドニー市内ならソーセージエッグクマフィンが567個買える金額だということです。

 

■編集後記

豪州はそのユニークな生態系と自国の農業を守るため、徹底した検疫制度を敷いています。豪州入国した際に、到着した旅客全員が横一列に並ばされて、一斉に探知犬による ”検査” を受けることもあるようです。

今日の動画
https://youtu.be/u6mC-Yd7kg8

 

(裏)昨夜の長岡花火、素晴らしかったです。今日は雨が不安です。