#5559 ティティクル、世界ランク1位に

19-year-old Atthaya Thitikul Becomes World’s No.1 in Women’s Golf Ranking

Atthaya Thitikul has supplanted South Korea’s Jin Youn Ko as the No. 1 female golf player in the world. The 19-year-old Thai became the second teen to reach the top spot, following Lydia Ko from New Zealand in 2015.

 

■チェック

・supplant ~に取って代わる
・Thai タイ人
・teen 10代の若者、ティーンエイジャー
・reach the top spot 最高位に届く → 首位になる
・following ~に続いて

 

■対訳

「19歳のアタヤ・ティティクル、女子ゴルフ世界ランク1位に」

19歳でタイ出身のアタヤ・ティティクルが韓国のコ・ジンヨンを抜いて、女子ゴルフの世界ランキング1位となった。10代でトップの座につくのは、2015年のリディア・コ(ニュージーランド)に続き、史上2人目である。

■訳出のポイント

supplant の語源は「転覆させる」というラテン語 supplantare。

ここから「~を転覆させる」→「~に取って代わる」「~の後釜に座る」という意味の動詞になっています。

そこで、今日の本文第1文は「アタヤ・ティティクルが、世界で1位の女子ゴルフ選手として、韓国のコ・ジンヨンに取って代わった」→「アタヤ・ティティクルが韓国のコ・ジンヨンを抜いて、女子ゴルフの世界ランキング1位となった」ということですね。

名詞 teen は teenager と同意。

主に米国で「10代の若者(少年・少女)」を指して用います。

spot は「位置」「順位」なので、top spot で「最上位」「首位」を意味します。

そこで reach the top spot は「最上位に届く」「首位になる」つまり、今日の文脈では「世界ランキング1位になる」の意味になっていますね。

これらを踏まえて、本文全体を訳すると

「アタヤ・ティティクルが韓国のコ・ジンヨンを抜いて、女子ゴルフの世界ランキング1位となった。その19歳のタイ人は、2015年のニュージーランド出身のリディア・コに続き、最上位に届く2番目の10代となった」。

この文を、わかりやすく自然な日本語になるように整理すると、

「19歳でタイ出身のアタヤ・ティティクルが韓国のコ・ジンヨンを抜いて、女子ゴルフの世界ランキング1位となった。10代でトップの座につくのは、2015年のリディア・コ(ニュージーランド)に続き、史上2人目である」という対訳になるわけです。

10月31日付でゴルフ女子世界ランクが更新され、タイのアタヤ・ティティクルが19歳8ヶ月11日でトップの座につきました。

昨年12月から首位を守ってきた韓国のコ・ジンヨンを抜いた形です。

ティティクルは、米女子ツアー2022年シーズンにルーキーとして参加。

3月に「JTBCクラシック」でツアー初勝利を挙げ、9月の「ウォールマートNWアーカンソー選手権」で通算2勝目という快挙となりました。

さらに、全米女子ゴルフ選手権4位、 エビアン選手権8位、AIG女子オープン7位というメジャー3大会を含め、12大会でトップ10入りを果たすという、堂々たる成績を残しています。

 

■編集後記

個人的には、Thitikul 「ティティクル」という響きが刺さります。そういえば、タイ語には音が面白い単語が多く、イントネーションもやんわりしていて、耳触りがよい言語のように感じます。

今日の動画
https://youtu.be/DhWvXXeJCYw

 

(裏)秋晴れの日が続きますね。11月なのに20度以上あるっていいですね。