#5614 日本で連続強盗事件

Mastermind Behind Serial Robberies in Japan May Be in Philippines

The presumed mastermind behind a spate of robberies that have been occurring since last year across Japan, may be in the Philippines, an investigative source revealed Wednesday.

 

■チェック

・mastermind 指導者、黒幕 → 指示者
・serial robberies 連続強盗(事件)
・presumed 推定された、推定される
・a spate of 一連の~
・occur 起る、発生する
・investigative source 捜査筋
・reveal ~を明らかにする

 

■対訳

「日本の連続強盗事件、指示役はフィリピン滞在か」

昨年から日本各地で相次いでいる一連の強盗事件で、指示役と思われる人物はフィリピンにいる可能性があるという。水曜日に捜査筋が明らかにした。

 

■訳出のポイント

mastermind は「立案者」「指導者」「黒幕」を意味する名詞。

背後で「指導(指示)する人物」「操る人物」というニュアンスでよく使われる単語です。

mastermind behind ~ だと「~(の背後)の黒幕」「~(の裏で)操る(指示する)人物」という言い方になります。

robbery は「強盗」。

そして serial は「続きの」「連続の」「一連の」という形容詞なので serial robberies で「連続した強盗(事件)」「連続強盗(事件)」ということですね。

一方、spate は「多数」「多量」「殺到」という意味の名詞。

ここから a spate of ~ で短時間、短期間に連続する、あるいは多発する同類(あるいは類似)の出来事について用いる「一連の~」「連続する~」「多発する~」という言い方になります。

通例、”悪いこと” に関して使われる表現ですね。

今日の場合は a spade of robberies で「一連の強盗事件」というわけです。

形容詞 presumed は「推定された」「推定される~」の意。

そこで、本文頭の presumed masterminde は「推定された指示役」→「指示役と推定される人物」「指示役と思われる人物」となっています。

investigative は「調査する」「捜査する」の意でおなじみの動詞 investigate から派生した形容詞で「調査(捜査)の」「調査(捜査)に関する」。

an investigative source で「捜査に関する情報源」→「捜査筋」ということですね。

関東地方を中心に全国で相次いでいる強盗事件。。。

これらの事件では、SNSで高額報酬などを謳った “闇バイト” で実行役を募り、メンバーを入れ替えながら犯行を繰り返しているグループの存在があるとみられます。

捜査関係者によると、すでに逮捕された複数の容疑者の携帯を解析したところ、『ルフィ』と名乗る人物から、秘匿性の高い通信アプリを通じて日時や場所など犯行指示が出されていたということ。

そして、これらのメッセージがフィリピン国内から発信されていることが明らかになったというニュースでした。

警視庁などはこの人物の特定を進めるとともに、犯行グループの行方を追跡中といいます。
何とも凶悪で卑劣な強盗事件。。。一刻も早く実態が解明され、グループが壊滅されることを切に願います。

 

■編集後記

「ルフィ」は、やはり漫画「ワンピース」の主人公の名前をかたっているのでしょう。何とも不快ですね。この一連の強盗事件は、ともかく凶悪で卑劣。。。日本の警察の威信にかけて、一刻も早く犯人グループを一網打尽にしてもらいです。

<身についた印象がとても強い読後感>
1ページあたりの内容が少なく、集中力のない私でも何とか熟読できる範囲である。しかもツボをきっちりと押さえられているためか、身についた印象がとても強い読後感である。
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(裏)なんか新しいことをいくつか始めた今週。脳の情報処理が多いため時間の経過がゆっくりでした・・・