Michelle Yeoh Becomes First Asian to Win Best Actress Oscar
Michelle Yeoh won an Oscar for best actress in a leading role at the 95th Academy Awards on Sunday, becoming the first Asian actress to do so.
■チェック
・best actress Oscar アカデミー(賞)主演女優賞
・Asian 【名詞】アジア人
・win an Oscar アカデミー賞を受賞する
・leading role 主役、主演
■対訳
「ミシェル・ヨーがアカデミー主演女優賞、アジア人初」
日曜日の第95回アカデミー賞で、ミシェル・ヨーがアジア人としては初の主演女優賞に輝いた。
■訳出のポイント
Asian は「アジアの」「アジア的な」という形容詞でもあり「アジア人」という名詞でもあります。
今日のタイトルでは (the) first Asian to win best actress Oscar で「オスカー(=アカデミー賞)(主演)女優賞を受賞した最初のアジア人」ということですね。
Oscar については、英字新聞では過去に何度も解説していますが、もう一度短く触れておきましょう。
もともとは、アカデミー賞受賞者に授与される賞品であるフィルム・リールをかたどった土台に十字軍の剣を持った騎士が立っている像 Academy Award of Merit のことを指して、ニックネームとして Oscar statuette「オスカー像」と呼んだものです。
それが「アカデミー賞」自体を指して使われるようになったわけですね。
本文では won an Oscar for best actress in a leading role で「主演女優のオスカー(=アカデミー賞)を受賞した」→「アカデミー主演女優賞を受賞した」となっています。
leading は「主導する」→「一流の」「主要な」「優れた」といった意味の形容詞。
演劇においては「主役の」という意味に使われます。
そこで leading role で「主役」「主演(の役柄)」ということですね。
ちなみに「助演」は supporting role になります。
あわせて確認しておきましょう。
本文末尾の becoming the first Asian actress to do so の部分は、直訳すると「そのようにする初めてのアジア人女優になった」。
そして do so は前半の won an Oscar for best actress in a leading role「アカデミー主演女優賞を受賞した」を繰り返しを避けて言い換えた形なので
「アカデミー主演女優賞を受賞する初めてのアジア人女優となった」→「アジア人としては初めてアカデミー主演女優賞を受賞した」となるわけです。
対訳では、やはり繰り返しは避け、スッキリわかりやすい文章にするために
「日曜日の第95回アカデミー賞で、ミシェル・ヨーが主演女優賞を受賞し、そのようにする初めてのアジア人女優になった」→「日曜日の第95回アカデミー賞で、ミシェル・ヨーがアジア人としては初の主演女優賞に輝いた」としています。
第95回米アカデミー賞の発表・授賞式が12日に LA で行われました。
マレーシア出身のミシェル・ヨーさん主演のSFアクションコメディー”Everything, Everywhere All At Once”は作品賞、監督賞など計7部門を受賞。
ミシェル・ヨーさんもアジア出身の女優として初めて主演女優賞に輝くという、快挙になりました。
そして、ヨーさんの夫役を演じたベトナム生まれのキー・ホイ・クァンさんも助演男優賞を受賞し、ダニエル・クワン監督もアジア系。。。
同作品の大躍進は、近年多様性を意識するアカデミー賞を象徴する結果とも言えますね。
■編集後記
エブエブ大躍進のアカデミー賞でしたね。2019年には「パラサイト 半地下の家族」(韓国)が4部門を受賞したのはまだ記憶に新しいです。アジア人の活躍が認められるのは嬉しいものです。ミシェル・ヨーさん(60)のスピーチは感動的でした。「レディース、『あなたが一番輝ける時期はもう過ぎた』なんて誰にも言わせないで。絶対諦めないで」男性もがんばらんと!
一度も留学経験なし、海外渡航経験なしで英語ペラペラが増えている理由・・
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(裏) 江戸無血開城の立役者、勝海舟の曽祖父は高利貸しだったが御家人の地位を金で買った金上げ侍だったそうです。