Paris Olympics: France Claims Second Straight Judo Mix Title, Beating Japan
France earned its second straight Olympic gold in mixed team judo on Saturday, pulling off a dramatic upset win over Japan in the final.
■チェック
・claim second straight title 2連覇する
・judo mix (=mixed team judo) 柔道混合団体
・earn one’s second straight Olympic gold 2大会連続で五輪金メダルを獲得する
・pull off a upset win over ~に逆転勝利をおさめる
・final【名詞】決勝(戦)
■対訳
「パリ五輪:柔道混合団体で仏が2連覇、日本敗れる」
土曜日に行われた柔道混合団体の決勝で、フランスが日本を相手に劇的な逆転勝利をおさめ、2大会連続の五輪メダル獲得を達成した。
■訳出のポイント
judo mix は mixed team judo のことで五輪などにおける競技種目の「柔道の混合団体」です。
mixed は「(異なるものが)混じった」という形容詞で「男女が混じった」→「(男女)混合の」という意味でもよく使われます。
例えば「テニスの(男女)混合ダブルス」は mixed doubles tennis となるわけです。
今日のタイトルでは France claims (its) second straight judo mix title で「フランスが柔道混合団体の2連続勝利を飾る」→「フランスが柔道混合団体で2連覇をする」ということですね。
また、本文頭では France earned its second straight Olympic gold in mixed team judo なので「フランスが柔道混合団体で、2連続の五輪金メダルを獲得した」→「フランスが柔道混合団体で、2大会連続の五輪メダル獲得を達成した」となっています。
pull off ~ は困難な状況下で「~をうまくやり遂げる」「~に成功する」という成句。
競技で「勝利する」賞などを「獲得する」といった文脈で用いられることが多い表現です。
そこで pull off a upset win over ~ だと「~(を相手)に逆転勝利に成功する」→「~に逆転勝利をおさめる」という言い方になるわけです。
すなわち、本文末尾 pulling off a dramatic upset win over Japan in the final の部分は「決勝で日本に逆転勝利をおさめて」ということですね。
8月3日、パリ五輪柔道の最終種目である柔道混合団体決勝は、東京五輪と同じく、フランスと日本の対決。いったんは日本が3-1とリードし、大手をかけるものの、3-3に追いつかれ、代表戦へともつれ込みました。
代表戦の階級決定方法は、コンピューターによる抽選で、デジタルルーレットが指したのは「90キロ超級」。
斎藤立と、前日に100キロ超級で金メダルのテディ・リネールとの代表戦は、計10分を超える激闘の末、仏の英雄リネールの一本勝ちで終わりました。
なんとも劇的なフランスの逆転勝利に、会場の観客は大興奮。。。日本チームは完全アウェーの中での大健闘でしたが、東京五輪と同じ、銀メダルとなりました。
■編集後記
柔道混合団体・・・日本選手たちの悔しさは見ていて辛くなるくらい伝わってきました。今大会で採用された代表戦の階級を決めるデジタルルーレットについては、「ズルーレット」「リネールーレット」などとネットでは揶揄されています。そう言われても仕方ないかなと思うような、フランスにとって最高のシナリオお膳立てとなっていましたね。デジタルだとどう操作されていてもわからないというのは確かになるので、アナログのルーレットなり、公正性が目にみえる抽選方法にした方がよかったような気はします・・・
(裏)松山、惜しかった。ラームがあそこまで後半崩れるとは。シェフラーは異次元でした。