Bald Eagle Becomes National Bird of the U.S.
The bald eagle officially became the national bird of the U.S. when President Joe Biden signed a bill on Christmas Eve, nearly 250 years after Congress designated it as the national emblem in 1782.
■チェック
・bald eagle ハクトウワシ
・(officially) become (公式に)~になる
・national bird 国鳥
・sign a bill 法案に署名する
・nearly ほぼ~
・Congress【米】連邦議会
・designate A as B A を B に指定する
・national emblem 国章
■対訳
「ハクトウワシ、公式にアメリカの国鳥に」
クリスマスイブにジョー・バイデン大統領が法案に署名したのを受けて、250年近く前の1782年には米連邦議会によって国章に指定されていたハクトウワシが、公式にアメリカの国鳥となった。
■訳出のポイント
bald の原義は「光っている」「白い」。
ここから頭が「はげた」木が「葉がない」山、平野などが「草木のない」といった意味で使われる形容詞です。
bald eagle は「ハクトウワシ」。
北米大陸の沿岸部に分布する大型ワシで、肩から頭にかけての部分が白くなっているのが大きな特徴です。
今日の記事は、このハクトウワシが national bird of the United States「アメリカの国鳥」にあらためて指定されたという話題ですね。
動詞 sign は書類などに「署名する」「サインする」の意。
sign a bill で「法案に署名する」という言い方になっています。
congress は代表者、委員などによる正式な「会議」「大会」「学会」を意味する名詞。
通例、無冠詞の大文字表記 Congress で米国(および中南米諸国)の「国会」「議会」を指します。
今日の場合はアメリカの「連邦議会」ということですね。
designate の語源は「目立たせる」という意のラテン語 designatus。
ここから「~を示す」「~明示する」という意味の動詞になっています。
designate A as B で「A を B にとして示す」→「A を B に指定する」という言い方になるわけです。
そこで、本文後半 nearly 250 years after Congress designated it as the national emblem in 1782 の部分は「1782年にアメリカ連邦議会がそれ(=ハクトウワシ)を国章に指定したほぼ250年後に」。
対訳ではこの部分をハクトウワシを説明する文節としてとらえ「250年近く前の1782年には米連邦議会によって国章に指定されていた(ハクトウワシが)」としています。
ハクトウワシが足でオリーブの枝と矢を握る図は、アメリカのシンボルとしておなじみですね。
このデザインは、1782年に米連邦議会が国の印である national emblem「国章」として採用したものです。
しかし、ハクトウワシ自体はアメリカの national bird「国鳥」として指定されてはいなかったということですね。
今回、バイデン大統領が法案に署名することで、正式にアメリカの国鳥となった、という話題でした。
■編集後記
強い勇敢なアメリカを象徴するハクトウワシ・・・国鳥指定はされていなかったというのは意外でした。バイデン大統領の最後の仕事(のひとつ)が国鳥指定というのは、さびしい気もします。2025年は第二期トランプ政権の幕開け。トランプという船に乗って米国は荒波に漕ぎ出して行く・・・というかトランプ自体が自ら荒波をガンガン作り出しながら進んでいくイメージですね。そして、日本は石破という船でその荒波を乗り切ることができるのか・・・
本年の配信はこれにて終了です。新年は1月6日からの配信となります。みなさま良いお年をお迎えください。
(裏)今日から雪の長岡へ!!