#5916 裁判所前で男が自らに火をつける

Man Sets Himself on Fire Outside Trump’s Trial

A man lit himself on fire outside the courthouse in New York City where former President Donald Trump’s hush money trial is underway.

 

■チェック

・set (=light→lit) oneself on fire 自分に火をつける
・(hush money) trial (口止め料をめぐる)裁判
・courthouse 裁判所
・(be) underway 進行中で

 

■対訳

「トランプ氏裁判、裁判所前で男が自らに火をつける」

アメリカのドナルド・トランプ前大統領の口止め料をめぐる裁判が行われているニューヨーク市内の裁判所の前で、男性が自分の体に火をつける騒ぎがあった。

 

■訳出のポイント

set fire は「火をつける」「火を放つ」という言い方。

set oneself on fire だと「自分に火をつける」の意味になります。

また、もともとは「光」を意味する名詞である light も「明るくする」「照す」→「火をつける」「燃やす」という動詞としても使われるので light oneself on fire としても同じ意味になるわけですね。

trial は「試み」「試し」「試験」という名詞で、法律用語では犯罪などに対する「裁判」「公判」「審理」の意味で使われます。

そこで、今日のタイトルは「トランプ氏の裁判の外で、男が自分に火をつける」→「トランプ氏裁判(が行われている)裁判所の外で、男が自ら(の体)に火をつける」ということですね。

本文の前半と後半をつなぐ関係代名詞 where は直前の the courthouse in New York City「ニューヨーク市(内)の裁判所」を受けているので、後半部分は

(where) former President Donald Trump’s hush money trial is underway「ドナルド・トランプ前大統領の口止め料をめぐる裁判が進行中である(ニューヨーク市内の裁判所)」ということですね。

hush はもともと「~を黙らせる」「~を静かにさせる」という動詞です。

ここから事実などを「口止めする」「秘密にしておく」「もみ消す」という意味合いでもしばしば使われます。

そこで hush money は「黙らせるための金」→「口止め料」となるわけです。

米トランプ前大統領の不倫口止め料をめぐる裁判が行われていたNY市内の裁判所の前で、男性が自分の体に火をつけるという騒ぎがありました。

男性はフロリダ在住の37歳で、裁判所前で政治に関するチラシのようなものを投げ捨てた後、可燃性の液体を自分の体にかけて火をつけたといいます。

男性はすぐに病院に搬送されましたが、重体。詳しい動機などについてもわかっていないということです。

 

■編集後記

トランプが裁判でバタついてる中、麻生副総裁が渡米しトランプと会談をするという。これに対しバイデン関係者は不快感。それにしても麻生さんも御年83歳。すごいな・・・

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