#4193 2011年の福島原発事故、日本政府の責任認定

Japan Government Found Liable for 2011 Fukushima Nuclear Disaster

A Japanese court has ruled for the first time that the government and the operator of the Fukushima No.1 nuclear power plant bear responsibility for the 2011 disaster, and has ordered them pay damages.

■チェック

・(be) liable for ~に責任を負う
・rule 【動詞】判決をする
・operator of the Fukushima No.1 unclear power plant 福島第1原子力発電所の事業者
・bear responsibility for ~の責任を負う
・pay damages 賠償金を支払う

■対訳

「2011年の福島原発事故、日本政府の責任認定」

2011年の福島第1原子力発電所事故をめぐり、日本の裁判所が初めて政府と事業者の責任を認める判決を下し、賠償金の支払いを命じた。

■訳出のポイント

liable は

「(法的)責任がある」 「(法的に)責任を負う」

という形容詞。

be liable for ~ で

「~に対して責任がある」 「~に責任を負う」

という言い方になります。

今日のタイトルは

Japan government (is) found liable for 2011 Fukushima nuclear disaster

と考えてください。

動詞 find は 「見つける」 「発見する」 という意味でよく知られる語ですね。

ここでは、法律用語で、有罪かどうか、責任があるかどうか、などを裁判などで 「認定する」 「判決を下す」 という意味になっています。

(is) found liable for ~ で

「~に対して責任があることが認定される」

ということです。

つまり、

「日本政府が、2011年の福島原発事故に対して責任があることが認定される」

となりますね。

rule は 「規則」 「ルール」 などの意味の名詞としておなじみですが、今日の場合は動詞として登場しています。

動詞 rule は 「支配する」 「統治する」 などの意味で頻出。

ただし、ここでは(裁判官などが)「裁定する」 「判決する」の意味なので注意しましょう。

A Japanese court has ruled (for the first time) that … で

「日本の裁判所が(初めて)・・・ という判決を下した」

ということです。

bear といえば、動物の 「クマ」 を意味する名詞としてよく知られていますね。

今日の場合は別単語の動詞で、費用、責任などを「持つ」「負う」の意味になります。

そこで、

bear responsibility for ~ で

「~に対する責任を負う」

ということです。

damage は、日本語でも 「ダメージ」 というように「損害」 「被害」 「損傷」 などを意味する名詞です。

今日のように damages と複数形で用いると「損害倍賞(金)」 の意味になるので、しっかり確認しておきましょう。

したがって

pay damages は 「損賠倍賞を支払う」。

ここでは、

has order them pay damages なので

「(裁判所が)彼ら(=政府と事業者)に賠償金を支払うことを命じた」 →「賠償金の支払いを命じた」

というわけです。福島第1原発の事故で、群馬県に避難した人など130人余りが起こした裁判。

前橋地方裁判所が

「津波は事前に予測して事故を防ぐことはできた」

として、国と事業者の東京電力の責任を初めて認定しました。

そして、3800万円余りの賠償を命じる判決を言い渡したというニュースです。

原発事故による避難をめぐる全国の集団訴訟では、今回が初めての判決となりました。

今後の裁判に影響を与える可能性も大きいと考えられますね。

■編集後記

週末は仕事で札幌に行ってきました。土曜日はカニを、日曜日は仲間と遅くまで会食。冬の北海道を堪能してきました。昨日家に帰るとトヨタ自動車の創業期をモデルにしたドラマの再放送をやってましたのでついつい全部見てしまいました。GHQ占領下でGHQの管理下にある日本銀行と国産自動車を開発したいメーカーのドロドロの折衝は見ものでした。どこまでが史実かわかりませんが、ドラマの中でも主人公の佐藤浩市が英会話をするシーンがいくつかありました。

ビジネスを立ち上げ拡大していくにあたってやはり英会話力は必要です。チャンスというのは突然向こうからやってきます。そのチャンスを確実につかむために日々備えておくこと。それはビジネスマンの使命だと思います。

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(裏)3月中に花見に行けるか。東京の満開予想は4月1日。