#5196 希少なフェラーリが全焼

Rare Ferrari F40 Goes up in Flames While on the Road in Japan

A Ferrari F40, that could be worth 100 million yen, burst into flames while it was traveling on the Hakone Turnpike, Kanagawa, Japan, and burnt down to a crisp.

■チェック

・rare 希少な
・go up in flames (=burn down to a crisp) 全焼する
・burst into flames 発火する
・be worth _ yen _円の価値がある、_円相当の
・travel (車が)走行する

■対訳

「日本、走行中の希少なフェラーリ F40 が全焼」

1億円相当とも言われるフェラーリ F40 が日本の神奈川県の箱根ターンパイクを走行中に発火し、全焼した。

■訳出のポイント

flame は

「炎」 「火炎」

という名詞。

そこで、タイトル中の

go up in flames は

「炎の中に入っていく」 → 「炎の中に消える」 →

「燃え尽きる」 「焼失する」 「全焼する」

という言い方になります。

while on the road は

直訳すると

「道路の上にいる間に」 「道路の上で」。

自動車などで

「道路を走行中に」

という意味でよく使われる表現になっています。

本文のカンマではさまれた

that could be worth 100 million yen は

文頭の A Ferrari F40 を修飾(説明)する文節ですね。

つまり、

「1億円の価値があるかもしれない(フェラーリ F40)」 →

「1億円相当とも言われる(フェラーリ F40)」

というわけです。

burst into ~ は

「急に(突然に)~の状態になる」「突然~し始める」

という言い方。

例えば

burst into tears だと

「突然涙の状態になる」 → 「突然泣き出す」

という具合です。

今日の場合は

burst into flames で

「突然炎の状態になる」 →

「突然燃え出す」 「(突然)発火する」 「炎上する」

という表現になっています。

crisp は

食感などが 「カリカリのもの」 「パリッとしたもの」

「サクサクしたもの」

を意味する名詞です。

形容詞形の

crispy 「カリカリの」 「パリパリの」 「サクサクの」

の方がなじみがあるかもしれませんね。

ここでは

burn down to a crisp で

「カリカリに焼け落ちる」 → 「(黒焦げになっ)全焼する」 の意。

つまり、

“跡形もないほど完全に焼けてしまう”

ことを強調する表現となっているわけです。

8日に神奈川県小田原市の有料道路・箱根ターンパイクを走行していた高級スポーツカーのフェラーリが全焼したというニュースです。

運転していた60代男性が走行中に車から煙が上がっているのに気づき、道路脇に停めたところ、車体から炎が上がっていたということです。

火は約1時間半後に消し止められましたが、フェラーリは全焼しました。

この車は F40 と呼ばれる現在は生産されていない希少な車種で、中古市場では1億円前後の値がつくこともあるといいます。

■編集後記

F40は本当、都内を車で移動する僕でさえ、1年に1度見られるかどうかという希少な車です。以前、麻布十番でランボルギーニ・ミウラが燃えた事件を思い出します。ともあれ、運転者と同乗者が無事だったのは何よりでした。ターンパイクは伊豆高原方面に行く時はよく利用しています。

 

(裏)月曜、晴れてて湿度が低いと気持ちいい一週間のスタートが切れますね!