#5781 イラクの結婚式場で火災

113 Dead in Wedding Hall Fire in Iraq 113 people died and more than 150 others were injured after a fire broke out at a wedding hall in northern Iraq Tuesday night.

 

■チェック

・wedding hall 結婚式の会場、結婚式場
・fire 火事、火災
・be injured けがをする、負傷する
・break out (火事が)発生する

 

■対訳

「イラクの結婚式場で火災、113人死亡」

火曜日夜にイラク北部の結婚式会場で火災が発生した。113人が死亡し、150人以上が負傷したという。

 

■訳出のポイント

dead は「死んでいる」「死んだ」という形容詞ですね。

英字新聞のタイトルでは、be 動詞が省略されることが多く、今日の場合も 113 (are) dead で「113人が死んでいる」→「113人が死亡」ということですね。

ちなみに、113 の後ろには (people) も省略されていることも、あわせて確認しておきましょう。

日本語でも「ホール」と言いますが hall は音楽会、講演会などのための「集会所」「大広間」「会館」「公会堂」を意味する名詞。

a concert hall 「コンサートホール」「コンサート会場」a gambling hall 「賭博場」のように、複合語で用いられることが多い単語です。

今日の記事ではa wedding hall で「結婚式会場」「結婚式場」となっています。

injure は人、身体、動植物などを「傷つける」「傷める」「害する」という動詞。

ここから、この injure の受動態 be injured は「傷つけられる」→「けがをさせられる」の意となり、日本語の「けがをする」「負傷する」に当たる表現として頻出ですね。

break out は戦争、火事、病気、暴動などが急に「発生する」突発的に「起きる」という意味の成句。

この “急に” “突然に” というニュアンスについては、日本語にするときに必ずしも訳出する必要はありませんが、知っておくことは大切です。

裏を返せば、この表現が登場するときは、たいていの場合”急に” “突然に”発生するような物・事が主語になっている、というわけですね。

今日の場合は a fire broke out at a wedding hall で「結婚式会場で火災が(急に)発生した」ということです。

イラク北部ニナワ県ハムダニヤの結婚式会場で26日夜、火災が発生。

地元メディアなどによると、結婚式で使用した花火が燃え移り、建物が炎上したようです。

式には約1000人が参加しており、113人が死亡し150人以上がけがをしました。

同国内務省は、建物の素材が燃えやすいもので、安全基準を満たしていなかったとして、施設主要者ら10人を翌日に逮捕したということです。

 

■編集後記

1000人が参加する結婚式ってすごいですね。イラクでは普通なのでしょうか。。。一部報道によると、犠牲者の中には新郎新婦も含まれているようです。生涯でもっとも大切な日のひとつ、もっとも思い出に残るであろう日にこんなことが起きるとは・・・

拙著「1日1分!英字新聞 2023年版」が全国の書店で売れています。TOEICのスコアアップ請負人・・・
https://amzn.to/3uqtH1I

 

(裏)日曜以来、中4日あけての朝トレ。身体を動かしたあとの1日はやはり一味違いますね・・・