Live Roundworm Found in Australian Woman’s Brain in World First
In a world first, a three-inch roundworm has been found alive in a woman’s brain during surgery in Canberra, Australia.
■チェック
・live 【形容詞】生きている
・roundworm 線虫、回虫
・brain 脳
・in a world first 世界で初めて
・(be) found alive 生きて発見される
・surgery 手術
■対訳
「豪女性の脳で生きた線虫が見つかる、世界初」
オーストラリアのキャンベルで、手術中に女性の脳から体長3インチ(約8センチ)の線虫が生きている状態で見つかった。世界初の症例だという。
■訳出のポイント
in a world first は for the first time in the world と同じ意味合いで使われる表現。
すなわち「世界で初めて」ということですね。
live は「生きる」「生きている」「生活する」という動詞としておなじみですね。
ただし、今日のタイトル中の live はこちらの動詞とは異なる単語で形容詞。
本文に登場している alive が頭音を消した語で、どちらも「生きている」という意味になっています。
特に alive の方は死んだと思ったらまだ「生きている」、副詞的に用いて「生きたまま」というニュアンスで使われることが多い単語です。
そこで be found alive は「生きたままで見つかる」「生きた状態で発見される」という言い方になります。
a three-inch roundworm has been found alive in a woman’s brain の部分は「(体長)3インチの線虫が女性の脳の中で生きている状態で発見された」ということですね。
豪州で、女性の脳から生きた線虫が摘出されたとする症例が、8月29日付の米学術誌 Emergency Infectious Diseases「新興感染症」に掲載されました。
この線虫は通常はカンガルーやヘビなどに寄生しており、哺乳類の脳で見つかったのは世界で初めてだといいます。
この学術論文によると、オーストラリアのニューサウスウェールズ州南東部に住む64歳の女性は、2021年1月ごろから原因不明の腹痛、下痢、空咳などの症状があり、その後物忘れや抑うつの症状が悪化。
MRI検査の結果、右前頭葉に病変が発見され、2022年6月に手術を受けたところ、病変部分から体長8センチの生きて動いている線虫が発見され、摘出されました。
専門家は、女性が自宅近くに自生する野草を食べて感染したと推測。野草にヘビのフンと一緒に排出された線虫の卵あるいは幼虫が付着していた可能性が高いといいます。
線虫の摘出後、この女性は順調に回復し、原因不明の症状などもなくなったということです。
■編集後記
回虫など生きている虫が腸内にいることを想像するだけで気持ち悪いのに、脳に穴をあけてそこで動き回っているなんて。。。おぞましすぎますね。日本の生態系では、まず起こり得ないことだとは思いつつ・・・これとは別ですが最近食中毒のニュースをよく耳にしますので、前日の残りものなどを食べるときは加熱不足にならないよう注意しましょう。
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