Barricaded Suspect Arrested after 11-hour Standoff in Saitama, Japan
A man, who had taken a doctor hostage, and shot him to death in the chest, was arrested on after a tense 11-hour standoff in Saitama Prefecture, Japan.
■チェック
・barricaded suspect 立てこもり犯
・(be) arrested 逮捕される
・shoot ~ to death in the chest 胸を撃って~を銃殺する
・standoff こう着(状態)
・take ~ hostage ~を人質に取る
・tense 緊迫した
■対訳
「埼玉の立てこもり犯、こう着状態11時間の末逮捕」
日本の埼玉県で、医師を人質に取った男が、11時間に渡る緊迫のこう着状態の末に逮捕された。医師は胸部を撃たれて死亡していた。
■訳出のポイント
barricade の語源は
「たる」 を意味する barrica で、元来は
「たるを並べて作ったもの」。
ここから、
「妨害するもの」 「障害物」
という名詞になっています。
日本語でも 「バリケード」 で通じますね。
barricade は、また
道路などに 「バリケードを築く」
場所、人などを 「バリケードで囲む」
という動詞としても用いられます。
そして、
barricade oneself (in )で
「~自分をバリケードで囲む」 → 「立てこもる」
という言い方になっています。
そこで、
barricaded suspect は
「立てこもった容疑者」 → 「立てこもり犯」
というわけです。
standoff は
「行き詰まる」 「離れている」
という句動詞 stand off が名詞化した語。
試合などの 「引き分け」 「同点」、
「離れていること」 → 「孤立」 「対峙」、
あるいは
「こう着状態」 「拮抗状態」
といった意味になっています。
したがって
after (a tense) 11-hour standoff は
「(緊迫した)11時間のこう着状態の後で」
「(緊迫した)11時間のこう着状態の末に」
ということですね。
hostage は 「人質」 で、
take ~ hostage だと
「~を人質に取る」 「~を人質にする」
という言い方です。
本文全体は、直訳すると
「日本の埼玉県で、医師を人質に取り、(その医師の)胸を撃って銃殺した男が、11時間の緊迫したこう着状態の後で逮捕された」。
対訳では、わかりやすい日本文にするために、
and shot him to death in the chest
の部分を独立させて、2文に分けて
「日本の埼玉県で、医師を人質に取った男が、11時間に渡る緊迫のこう着状態の末に逮捕された医師は胸を撃たれて死亡していた」
としています。
埼玉県ふじみ野市の民家で起きた発砲・立てこもり事件。
男は27日夜に、前日に死亡した母親の在宅医療を担当していた医師を人質にとって自宅に立てこもり、およそ11時間後に突入した警察に逮捕されました。
医師は散弾銃で胸部を撃たれて死亡していたということです。
その後の報道では、容疑者の男は医師らを巻き込んで自殺するつもりだった、供述したと伝えられています。
■編集後記
日本では欧米に比べると銃が用いられる事件は本当に少ないですが、今回はその中でも悲しい事件になってしまいましたね。医療従事者が患者家族から逆恨みされることは残念ながらそれほど珍しくないかと思います。しかし、今回は猟銃(散弾銃)が絡んで大きな悲劇となってしまいました・・・
今日の動画
https://youtu.be/QD5sI0mb_84
(裏)週末は映画を4本(録画、DVD、プライムビデオ)見ました。昭和50年代に撮影されたものばかり・・