#5335 日本最古のビアホール、登録有形文化財に

Japan’s Oldest Beer Hall Is Now Registered Tangible Cultural Property

The oldest beer hall in Japan was just designated as a registered tangible cultural property. People have been enjoining a pint on the first floor of the Ginza Lion Building on Tokyo’s luxury shopping street since 1934.

 

■チェック

・beer hall ビアホール
・registered tangible cultural property 【日本】登録有形文化財
・be designated as ~として指定される
・enjoy a pint (一杯の)ビールを楽しむ
・on the _th floor _階の(に)
・luxury shopping street 高級ショッピング街

 

■対訳

「日本最古のビアホール、登録有形文化財に」

日本最古のビアホールがこのほど登録有形文化財に指定された。人々は、東京の高級ショッピング街の一角にある銀座ライオンビルの1階で、1934年からずっとビールを楽しんでいる。

 

■訳出のポイント

register は

「~を(正式に)登録(記録、登記)する」

という動詞。

その過去分詞が形容詞化した

registered は

「登録された」 「登記された」 の意になります。

tangible はもともと

「触れることができる」

という形容詞。

法律用語で

「有形の」 「有体の」

という意味になっています。

ここから、

tangible cultural property は

日本の 「有形文化財」 にあたる英訳として使われています。

registered tangible cultural property で

「登録有形文化財」

ということですね。

ちなみに、

tangible と対になる形容詞は intangible。

intangible cultural property

「無形文化財」

もあわせて確認しておきましょう。

pint「パイント」 は本来、

欧米を中心に使用されている体積の単位。

実は、1パイントの容量は米国と欧州(=英)は異なり、

US pint = 437 ml

UK pint = 568 ml

となっています。

欧米ではビールは

pint glass 「パイントグラス」

で注文することが一般的なので、

a pint of beer というと

「1パインとのビール」 → 「一杯のビール」

の意味になります。

さらに、pint だけで

「(一杯の)ビール」 「ビールを(一杯)飲むこと」

を指すことも一般的になっています。

そこで、

enjoy a pint で

「(一杯の)ビールを楽しむ」

ということですね。

1934年に完成した銀座ライオンビルが、登録有形文化財に指定されたニュース。

もともとは大日本麦酒の本社ビルとして建設され、1階はビヤホールライオンとしてオープンし、当時としては贅をつくし、工夫を凝らした作りで人気を博しました。

銀座の歴史を伝える建造物として87年間にわたって人々に親しまれてきたことが、今回の指定につながったということです。

 

■編集後記

銀座ライオンは何度かかつて訪問したことありますが、巨大なモザイク画や吊りランプなど、まさに「昭和」という時代が時を超えて大迫力で迫ってきます。昭和9年当時に撮影された写真と全く同じで、一瞬タイムトリップした気分です。

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(裏)「真犯人フラグ」、結局見てしまっていますが、「二月の勝者」のほうが我が家では人気。