King Charles to Resume Public Duties
Britain’s King Charles will resume some public-facing duties following a three-month break to focus on his treatment for cancer.
■チェック
・resume ~を再開する
・public (-facing) duties (公の場での)公務
・following 【接続詞】~の後に
・_-month break _ヶ月の休止
・focus on ~に集中する
・treatment for cancer がん治療
■対訳
「チャールズ国王、公務再開へ」
がん治療に専念していた英国のチャールズ国王が、3ヶ月ぶりに公の場での公務に復帰する。
■訳出のポイント
duty の語源は「負う」という意味の古フランス語 due で、原義は「負うべきこと」。
ここから、正義感、道徳、良心などによる「義務」「本分」「義理」といった意味の名詞です。
また通例 duties と複数形で「職務」「任務」「職責」という意味でもよく使われる単語なので、しっかり確認しておきましょう。
そこで pubic duties は「公の職務」「公務」というわけです。
これに対して public-facing は「公に面する」→「公の場での」。
したがって public-facing duties だと「公の場での公務」ということですね。
今日の記事は、チャールズ英国王ががん治療のため見送っていた “公の場での公務” → 人前に出るような公務を再開するという内容で、ここには “公の場ではない公務” → 書類の事務処理などの公務については、その間も行っていたという背景があります。
break はもともと「こわす」「割る」などの意味でよく知られる動詞ですね。
名詞としては「破損」「割れ目」といった意味のほかに「小休止」「休憩」「中断」「中止」という意味でも頻出です。
ここでは a three-month break で「3ヶ月間の公務休止」「3ヶ月間の公務中断」ということですね。
focus on ~ は「~に焦点を合わせる」→「~に集中する」。
したがって to focus on his treatment for cancer の部分は「がんの治療に集中するために」→「がん治療に専念するために」となっています。
本文全体としては「英国のチャールズ国王が、がん治療に専念するための3ヶ月の公務休止の後で、公の場での公務を再開する」→「がん治療に専念していた英国のチャールズ国王が、3ヶ月ぶりに公の場での公務に復帰する」と訳しています。
75歳のチャールズ英国王は、今年1月前立腺肥大治療のためロンドン市内の病院に入院した際、他部位にがんが見つかり、その後は市民の前に姿を見せての公務は見送り、通院しながら治療を受けています。
その国王が、近く公の場での公務も再開するというニュース。英王室によると、復帰最初の公務はがん治療施設の訪問。30日にカミラ王妃と共に、医師や患者らと面会するということです。
また、国王の招待を受け、日本の天皇・皇后両陛下が6月に国賓として訪英することも同時に発表されました。
■編集後記
昨日、サンドウィチマンの「病院ラジオ」という番組やってましたね(NHK)。病院に訪問したサンドがそこで院内限定のラジオを放送するわけです。今回の訪問先は九州がんセンター。若い患者さんが多く、衝撃でした。おそらくまともに見るのは初めてですがかなり感動しました。
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(裏)昨夜は4軒はしご・長岡飲み。最後は半ラーメンで締めました!