Huawei to Build First Japanese Factory
The world’s No.3 smartphone maker Huawei Technologies is planing to build its inaugural Japanese plant in Chiba Prefecture. It will be the first full-scale factory by a Chinese company in Japan.
■チェック
・factory (=plant) 工場
・inaugural 最初の
・full-scale 本格的な
■対訳
「華為が初の日本工場を新設へ」
スマートフォン製造で世界第3位の華為技術が、千葉県に日本で初の工場赤開設を予定している。中国企業が日本に本格的な工場を新設するのは初めてである。
■訳出のポイント
factory の原意は 「ものを作る場所」。
「工場」 「製造所」 の意味で広く使われる単語となっています。
また、主に米国では、
plant も 「施設」 「設備」 → 「工場」
を意味する語として一般的に使われます。
この場合は、とくに
「近代設備の整った工場、製造所」
というニュアンスになります。
a nuclear plant 「原子力発電所」
などは英字新聞でも頻出ですね。
inaugural はもともと 「就任の」 「開会の」 「落成の」という形容詞。
ここから、「最初の」 「創始の」 という意でも使われます。
its inaugural Japanese plant で
「その(=華為の)最初の日本工場」
ということです。
つまり、its first Japanese plant
を言い換えた形になっています。
日本語でも ”スケールが大きい” などと言うように、
scale は 「規模」 「程度」 「度合い」 の意。
full-scale というと
「実物大の」 「原寸の」
という意味でもありますが、ここでは、
「全面的な」 「(設備などが)完全な」 → 「本格的な」
という意味で登場しています。
そこで、今日の第2文は
「それは、中国企業が日本に新設する初めての本格的工場となる」
→
「中国企業が日本に本格的な工場を新設するのは初めてである」
ということです。
通信機器大手の中国・華為技術が初の日本国内での生産に乗り出す、というニュースです。
同社は千葉県に年内にも大型工場を新設し、通信設備や関連機器の量産を開始する予定。
これまでは、事業買収や研究開発拠点の設置が中心だった海外企業による対日投資。
今後は生産にも広がっていくのでしょうか。
■編集後記
華為技術と書いて、読みはファーウェイ・テクノロジーズ、Huawei Technologies です。Wikipediaによれば「2010年2月、米国の主要ビジネス誌「ファストカンパニー誌(英語版)」にて、Most Innovative Company Ranking(世界で最も革新的な企業ランキング)にて、Facebook、Amazon、アップル、Googleに続き第5位、2016年には13位に選出された」
とのことです。日本の技術者を採用して日本の技術力を吸収するという狙いもあるようです。
(裏)梅雨っぽい天気が続きますね・・・梅雨明けはいつかな・・