US ‘Might’ Extend Cabin Laptop Ban to All International Flights
Banning laptops from cabin baggage on all international flights to and from the US could be part of a new security measure, Homeland Security Secretary John Kelly said.
■チェック
・extend 広げる、拡大する
・cabin laptop ban ノートパソコンの客室(機内)持ち込み禁止
・cabin baggage 機内持ち込み荷物
・security measure 安全対策、セキュリティー対策
・Homeland Security Secretary 【米国】国土安全保障長官
■対訳
「米国、ノートPC の国際線機内持込を全面禁止か」
あらたな安全対策の一環として、米国を発着する国際線でノートパソコン類の機内持込が禁止される可能性があるという。ジョン・ケリー米国土安全保障長官が語った。
■訳出のポイント
extend は 「広げる」 「拡大する」 とういう動詞。
そこで、今日のタイトルは直訳すると
「米国がノートパソコンの機内持込をすべての国際線に拡大する “可能性がある”」
となります。
現在米国では、テロ対策として中東と北アフリカの一部空港からの便についてパソコンなどの持ち込みを禁止しています。
それを、国際線全てに対象を拡大する可能性があるということですね。
対訳では
「米国がノートPC の国際線機内持込を全面禁止する可能性がある」
→
「米国、ノートPC の国際線機内持込を全面禁止か」
と意訳しています。
タイトルでは ban は 「禁止」 という名詞ですが、「禁止する」 という動詞としても頻出なので注意してください。
今日の本文の頭の banning も、動詞 ban の動名詞ですね。
ban A from B の形で
「A を B から排除する」 「A を B において禁止する」
なので、
banning laptops from cabin baggage
の部分は
「ノートパソコン(類)を機内(客室)から排除すること」 →
「ノートパソコン類の機内持込を禁止すること」
というわけです。
名詞 measure は英字新聞では 「手段」 「対策」 「処置」などの意で頻出の重要語。
ここでは security measure で 「安全対策」
「セキュリティー対策」 ということです。
つまり、part of a new security measure で
「あらたな安全対策の一環」
となっています。
ケリー米国土安全保障長官が28日、テロ対策強化のために米国を発着する全ての国際線でノート型パソコンなどの持ち込みを禁止する可能性があると述べました。
米政府は現在、中東と北アフリカのイスラム圏8か国の計10か所の空港から米国に向かう直行便を対象に、ノート型パソコンやタブレット端末など電子機器の機内持ち込みを禁止しています。
今後、この禁止措置が全ての国際線に拡大されれば、日本からの渡航者や航空会社も影響を受けることは必至ですね。
■編集後記
よく空港のラウンジにいくと、ノートパソコンを広げて仕事をしている人、SNSを更新している人、映画を見ている人など様々な人がいます。僕はタブレットで本を読みます。まあ、日本からの直行便にはこの持ち込み禁止措置はないのでしょうけど、今後テロが活発化したら全ての国際線、国内線で禁止ということもありうるかもしれませんね。
(裏)バタバタと一週間が過ぎていきます・・・