#5860 爆破事件容疑者らしき男が死亡

Man Believed to Be Bombing Suspect Dies after Nearly 50 Years on the Run

A man thought to be Satoshi Kirishima, wanted over bombings by leftist extremists in the 1970s, reportedly died Monday, only days after Japanese Police brought him into custody.

 

■チェック

・be believed (thought) to be ~だと思われる、みられる
・bombing suspect 爆破事件の容疑者
・on the run 逃亡して
・be wanted 指名手配される
・deadly bombing (死者が出た)爆破事件、テロ
・leftist extremists 極左過激派グループ
・reportedly 伝えられるところによると
・bring ~ into custody ~の身柄を確保する

 

■対訳

「爆破事件容疑者らしき男が死亡、50年近く逃亡の末」

1970年代に起きた極左過激派グループによる爆破テロをめぐり指名手配されていた桐島聡容疑者とみられる男が、月曜日に死亡したと伝えられた。数日前に日本の警察が男の身柄を確保したところだった。

 

■訳出のポイント

suspect はもともと「~を疑う」「~に嫌疑をかける」という動詞。

ここから、英字新聞では「容疑者」「被疑者」という名詞としてもしばしば登場するので、しっかり押さえておいてください。

今日のタイトルでは bombing suspect で「爆破事件の容疑者」ということです。

bombing は「爆撃」「爆破」という意味の名詞ですが、英語の報道では「爆破事件」「爆破テロ」といったニュアンスでよく使われます。

本文では deadly bombing で「致命的な爆破事件」「犠牲者が出た爆破テロ」という意味になっています。

今日の対訳では「爆破テロ」という日本語で、その残忍性は伝わるので、あえて deadly は訳出せずに、自然な日本訳を優先する形にしています。

custody の語源は「見張ること」というラテン語 custodia。

ここから、貴重なものなどの「管理」「保管」特に未成年の「保護」「監督」「後見」、両親が離婚、死去した子どもの「養育権」「養育義務」といった意味の名詞です。

同時に「監禁」「拘置」「留置」「拘束」という意味でも使われるので注意しましょう。

今日の場合は bring ~ into custody で「~を拘束(状態)に連れて行く」→「~の身柄を拘束する」「~の身柄を確保する」という言い方になっています。

1月25日に、神奈川県鎌倉市の病院に末期の胃がんで入院中の男が、過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー「桐島聡」であると名乗り出た、という情報が警視庁公安部に寄せられました。

1975年4月、東京・銀座の「韓国産業経済研究所」で起きた爆破事件で指名手配されていた桐島容疑者。およそ49年後の急展開に、日本中が驚きました。

事情聴取したところ、事件関係者しか知らない情報などを話していることから、霧島容疑者である可能性が高いと見て、身柄を確保の上、DNA型の鑑定を進めていると報じられていました。

その矢先の29日、この男は入院先の病院で死亡したというニュースでした。

 

■編集後記

最後に名乗り出た上で、たぶん何も明かせないまま死亡してしまったように推測されます。事件についてももちろんですが、50年近くに及ぶ逃亡生活で何を考えて生きていたのか、「最期は本名で」の真意は何だったのか・・・全てあの世に持っていってしまいました・・

毎日1分!英字新聞の一部音声はアプリでスマホで聞くことができます!
https://www.shodensha.co.jp/download/eiji2024/
↑ページ後半の「スマートフォンで音声を聴く場合」のところです!

 

(裏)近くのスーパーでヒレカツを買ったら想像以上のうまさ。もっと早くから買っておけばと後悔・・