#5927 世界各地でオーロラ

Auroras Illuminate Night Skies around World Due to Massive Solar Flares

Stunning northern and southern lights lit up night skies across the world
in locations where the auroras don’t normally shine as a severe geomagnetic storm caused by massive solar flares hit Earth.

 

■チェック

・aurora (=northern and southern lights) オーロラ
・illuminate (=light up) ~を明るくする、照らす
・massive solar flare(s) 大規模な太陽フレア
・stunning 見事な、素晴らしい
・normally 普通は、通常は
・shine 輝く、光る
・severe geomagnetic storm 激しい磁気嵐
・caused by ~に原因する、起因する
・Earth 地球

 

■対訳

「世界各地でオーロラ、大規模な太陽フレアの影響」

大規模な太陽フレアによる激しい磁気嵐が地球で発生し、見事なオーロラが、世界各地のふだんは見られない場所で夜の空を照らした。

 

■訳出のポイント

aurora は「オーロラ」。

正式には北極圏(北半球)で見られるものを aurora borealis あるいは (the) northern lights、南極圏(南半球)のものは aurora australis あるいは (the) southern lights といいます。

日本語でも「北極光」「北天オーロラ」および「南極光」「南天オーロラ」という言い方もありますが、日常的にはほぼ使われず、まとめて「オーロラ」とするのが一般的ですね。

本文の頭 Stunning northern and southern lights については、厳密に訳すと「見事な北天および南天オーロラ」となりますが、上記を踏まえて、簡潔に「見事なオーロラ」としています。

location は「位置」「場所」という名詞。

in locations where the auroras don’t normally shine の部分ではwhere が locations を受ける関係代名詞なので「オーロラが普段は光らない場所で」→「普段はオーロラが見られない場所で」ということですね。

また、本文後半の as … 以下については as は「…なので」「…(する)から」と理由を表す接続詞。

すなわち「大規模な太陽フレアに原因する激しい磁気嵐が地球を襲ったので」→「大規模な太陽フレアによる激しい磁気嵐が地球で発生したため」となっています。

太陽の表面が爆発する solar flare「太陽フレア」。

この現象が連続して発生した影響から世界各地でオーロラが観測された、という話題でした。

5月8日以降に、5段階評価で最大規模の太陽フレアが6回発生したため、地球の磁場が乱れる geomagnetic storm「磁気嵐」が起こり、イギリスのロンドンをはじめ日本では北海道など、普段より緯度の低い地域でもオーロラが観測できたということです。

 

■編集後記

11日夜には北海道各地や石川などでも低緯度オーロラが見られたようですね。北海道の陸別町はオーロラスポットとして知られますが、それでも昨年オーロラが観測されたのは冬の間に4度で、肉眼で見られたのは1度のみ。この時期に目視できるオーロラが発生するのは非常に珍しいそうです。いつかは低緯度オーロラではなく、カーテン状の極地オーロラをこの目で見られたらいいなあと思います。オーロラ観測ツアーに参加しても、実際に遭遇できる可能性はそれほど高くないようですね。

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(裏)日本の桜を楽しむために来日した人もその多くが、開花が遅れてタイミングを逸しました・・