#4198 ダスティン・ジョンソンが優勝

Dustin Johnson Wins WGC-Dell Match Play

World number one Dustin Johnson defeated Jon Rahm in the Dell Technologies Match Play final, becoming the first player to win all four World Golf Championships. It was his third straight win and fifth WGC victory overall.

■チェック

・WGC (= World Goal Championships) 世界ゴルフ選手権(シリーズ)
・defeat ~を負かす、~を破る
・_th straight win _連勝
・overall 全体としては

■対訳

「WGC-デル・マッチプレー: ダスティン・ジョンソンが優勝」

デルテクノロジーズ・マッチプレー決勝戦で、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンがホン・ラームを破り、史上初の世界ゴルフ選手権シリーズ全4大会制覇となった。ジョンソンはこれでツアー3連勝、世界選手権シリーズでは通算5勝を達成した。

■訳出のポイント

defeat の語源は 「遠ざけてしまう」 という意味の中世ラテン語 disfacere。

ここから、敵、相手などを 「破る」 「負かす」 という動詞になっています。

「~を負かす」 → 「~を倒す」 → 「~に打ち勝つ」

というニュアンスでも使われる語ですね。

final は 「最後の」 という形容詞としてよく知られていますが、「最後のもの」 → 「最後の試合」 → 「決勝戦」 という名詞としても頻出です。

この機会に、

semi-final 「準決勝」

quarter-final 「準々決勝」

とあわせて、再確認しておきましょう。

becoming the first player to win all four World Golf Championships

の部分は直訳すると

「4つの世界ゴルフ選手権シリーズ全てで優勝する最初の選手になった」。

つまり、今回のジョンソンの優勝は

「史上初の世界ゴルフ選手権シリーズ全4大会制覇となった」

ということです。

形容詞 straight は 「まっすぐな」 「一直線の」という意味でおなじみですが、「連続した」 「とぎれない」の意でも頻出です。

_th straight win で

「_つ目の連続した勝利」 → 「_連勝」

ということです。

したがって、第2文前半の

It was his third straight win は

「それ(=今回の優勝)は彼(=ジョンソン)の(ツアー)3連勝であった」。

そして、続く

and fifth WGC victory overall

の部分は

「そして、全体では5つ目の世界(ゴルフ)選手権シリーズの勝利であった」

となっています。

そこで、第2文全体を訳してみると

「それは、ジョンソンのツアー3連勝で、世界選手権シリーズでは通算5勝目であった」

「ジョンソンはこれでツアー3連勝、世界選手権シリーズでは通算5勝を達成した」

というわけです。

世界ゴルフ選手権シーズン第3戦のデル・マッチプレーで、世界ランク1位のダスティン・ジョンソンが優勝したニュースをお伝えしました。

ジョンソンは、2月のジェネシス・オープン、メキシコ選手権、そして今回のデル・マッチプレーと、ここのところ負け知らずで、米ツアー3連勝を果たしました。

また、昨年には全米オープン選手権を制しているジョンソンは、今回の勝利によって、史上初の WGC 4大会全制覇達成となりました。

日本の谷原秀人選手は、準決勝でジョンソンと対戦し、1ダウンで惜敗。

その後行われた3位決定戦でも、自身海外ツアー初のホールインワンを決めるなど健闘するも、ビル・ハースに破れています。

しかし、WGC シリーズで4位という素晴らしい成績。

そして、その結果、世界ランクも50位以内にアップする見込みで、メジャー初戦のマスターズへの切符を手にしています。
■編集後記

谷原惜しかったですね。でも世界最強64名が集まる試合で4位に入ったというのはものすごく自信につながったと思います。来週後半からはマスターズ!谷原の活躍、松山の復活を期待。国内女子ツアーも日本人が2週連続勝利で盛り上がってきています。それにしても日本の男子ツアーはマスターズが終わってからようやく開幕なんでなんかダメですね。。

 

(裏)7週間ぶりのジムトレ再開(汗がんばるぞー