#4415 カブス、ダルビッシュとの契約を正式発表

Cubs Officially Announce Deal with Darvish

The Chicago Cubs officially announced the widely reported deal with Yu Darvish Tuesday. The six-year contract will reportedly pay the Japanese right-hander $126 million plus incentives.

■チェック

・announce (a) deal with ~との契約を発表する
・widely reported 広く報じられた
・reportedly 報道によると
・right-hander 右腕投手
・incentive 出来高払い

■対訳

「カブス、ダルビッシュとの契約を正式発表」

シカゴ・カブスは火曜日、広く報じられていた、日本人右腕投手ダルビッシュ有との契約を正式に発表した。報道によると、1億2600万ドル(約136億円)の6年契約で、出来高払いが付くという。

■訳出のポイント

deal はもともと

「(物・事)を分配する」 「分ける」 「配る」

という動詞。

ここから、

商品などの 「取引」 「契約」

という意味の名詞としても頻出語となっています。

今日の場合は、contract と同義で 「契約」 という事です。

announce a deal with ~ で

「~との契約(合意)を発表する」

という言い方になります。

タイトルでは

「正式に」 という副詞 officially が加わって

officially announce (a) deal with Darvish で

「ダルビッシュとの契約を正式に発表する」

というわけです。

また、本文では

widely reported 「広く報じられた」 という表現がともなって

officially announced the widely reported deal with Yu Darvish

「広く報じられていたダルビッシュ有との契約を正式に発表した」

となっています。

right-hander は、直訳すると 「右利きの人」。

野球用語では、

right-handed pitcher 「右投げ投手」 「右腕投手」

と同じ意味で使われる単語です。

incentive は

「刺激」 「動機」 「報奨金」 といった意味の名詞。

意欲をかきたてる要因を広く指す語として用いられます。

日本語でぴったりくる訳語を見つけるのが、非常に難しい単語でもあります。

一般的には、文脈によって

「動機付け」 「見返り」 「報酬」 「ボーナス」

などの語が当てられます。

今日の場合は、野球選手の契約における incentive(s) で、

「成績次第のボーナス」 → 「出来高払い」

ということです。

これらを踏まえて、本文第2文を訳すと

「報道によると、その6年契約は日本人左腕投手(=ダルビッシュ)に1億2600万ドルと出来高払いを支払う」

となります。

対訳では、わかりやすい日本文にするために

「日本人左腕投手」 の部分を第1文につけ加え、

「報道によると、1億2600万ドル(約136億円)の6年契約で、出来高払いが付くという」

としています。

ドジャースからフリーエージェント(FA)になっていたダルビッシュ有投手。

かねてから報道されていた通り、シカゴ・カブスと6年契約で合意したとの正式発表がされたニュースです。

カブスの公式ツイッターでは、英語と日本語の両方で以下の投稿がされました。

まずは英語で

The Cubs and RHP Yu Darvish have agreed to terms on a six-year contract through the 2023 season.

続いて日本語で

「ダルビッシュ有投手とカブスが2023年までの6年契約を結びました。ようこそ、@faridyu!」

ちなみに、

RHP は上で解説した right-handed pitcher 「右腕投手」の略です。
■編集後記

6年で136億円ということは1年で22億6千万円。日本国内の最高契約額はオリックスの金子千尋投手で5億。この差は凄いですね。日本の男子ゴルフの優勝賞金2000万円ー4000万円で米国男子ゴルフはほとんどの試合で1億円を越えています。日本とアメリカの経済力の差を感じます。

チャンスをつかもうと海外に出ていく日本人は多いです。やはり日本という国を一度相対化して客観的に見るには海外に出ることも一つですね。

僕は中2の夏休みにホームステイで初めてアメリカで1ヶ月生活したのですが、帰国した時、「日本ってなんて小さな国なんだ」と実感したことを今でも思い出します。

やはり今の若い子たちはこんな小さな日本に安住することを良しとせず、どんどん海外に出て欲しいと思います。

そのためには武器が必要。それが英語力です。

英語力があるやつは本当に強いです。日本語の交渉も基本、上手いですし、人前で話す時も理論的に話せるようになります。

ですから語学習得は毎日少しでも続けたほうが良いということになります。

そのためには最短で英語力を高めてくれる教材選びが何よりも大切になります。

そこでぜひ薦めたい英語教材があります。

それが、これ。

http://www.tokyo-sim.com/sb_eij/

英語のリスニング力が一気に向上します。

信じられないくらい向上します。

証拠スコアはこちら(TOEIC 550 ⇒ 960)
http://www.tokyo-sim.com/sb_eij/img_nazo/

当然、TOEICにも絶大な効果がありますから、これからTOEICを受けようと思っている人は必須です。

今すぐ動いてください。

 

(裏)今日は温かい感じでいいですねー。でも今年の冬はいつもより長く感じます。