#3925 錦織圭、メンフィス・オープン4連覇

Kei Nishikori Wins Fourth Straight Memphis Open

Kei Nishikori of Japan won his fourth straight Memphis Open title on Sunday, beating 18-year-old American Taylor Fritz 6-4, 6-4. It was Nishikori’s 11th career title and first since the Citi Open in Washington DC Last August.

■チェック

・win (one’s) _th straight title  _連勝する
・_th career title (キャリア)通算_勝目

■対訳

「錦織圭、メンフィス・オープン4連覇」

日曜日、日本の錦織圭が米国のテーラー・フリッツ(18歳)を6-4、6-4で下し、メンフィス・オープンで4連勝を飾った。錦織にとっては昨年8月にワシントンDCで行われたシティ・オープン以来の優勝で、通算11勝目となった。

■訳出のポイント

「ストレート」 はすでに日本語として浸透していますが、
語源の straight は、もともと 「まっすぐな」 「一直線の」 という形容詞。

ここから、「連続した」 「間を置かない」 という意味にもなっています。

そこで、win _th straight title は

「_番目の連続勝利を果たす」 → 「_連勝する」 という言い方です。

スポーツ記事ではよく登場する表現なので、再確認しておきましょう。

本文頭の Kei Nishikori of Japan の of は根源・出所を表す前置詞で、「~から」 「~出の」 の意。

つまり 「日本出身の錦織圭」 「日本の錦織圭」 ということです。

career の語源は 「車」 を意味するラテン語の carrus で、原意は 「車の競争路」 → 「人生路」。

ここから、一生の 「経歴」 「生涯」 「履歴」、生涯の、あるいは専門的な 「職業」、さらにその職業での 「成功」 「出世」 といった意味にもなっています。

今日のようなスポーツ記事では、

ある選手の 「プロとしてのキャリアを通しての」 → 「通算の」

という意味で品種なので、注意してください。

例えば、野球で

「通算_本目のホームラン」 という場合は

_th career homer

と言います。

ここでは、_th career title で 「通算_勝目」 ということです。

米テネシー州メンフィスで行われた男子テニスのメンフィス・オープン。

日本の錦織圭が見事に4連覇を飾ったニュースです。

決勝の相手は米国期待の新星、18歳のテーラー・フリッツ。

公式試合では今回が初対戦ですが、ここ1、2年はシーズンオフの練習パートナーとして打ち合ってきた相手で、しかも錦織にとっては「練習試合では勝ったことがない」 ほどの強敵だそうです。

しかし本番では、ツアー参戦第3戦目で決勝戦まで勝ち上がってきた大成長株の若手を相手に、錦織が世界第7位の実力と経験を発揮。

フリッツをストレートで下し、大会史上初の4連覇という快挙を達成しました。

 

■編集後記

錦織くんの優勝ニュースは個人的にも嬉しいです!それにしても4連覇というのはそうとう相性のよい大会なのでしょうかね。メジャーこそ逃していますが、コツコツと勝利を重ねて頑張っていますね。ゴルフの松山英樹もそうですが、今年こそはメジャータイトルを取ってほしいですね!

 

 

(裏)気温は昨日と変わらないが風がない分暖かく感じます。