North Korea Launches Ballistic Missile into Japanese Waters
North Korea test-fired a ballistic missile on Wednesday that apparently travelled 1,000km before landing in the Sea of Japan, inside Japan’s exclusive economic zone.
■チェック
・launch a ballistic missile 弾道ミサイルを発射する
・Japanese waters 日本の領海
・test-fire ~を試験発射する、試射する
・land in the Sea of Japan 日本海に着水する
・apparently ~のようだ、~と思われる
・exclusive economic zone (=EEZ) 排他的経済水域
■対訳
「北朝鮮が弾道ミサイル発射、日本の領海着水」
北朝鮮が水曜日に 弾道ミサイルを試験発射した。ミサイルは1000キロ飛行して日本海に着水し、日本の排他的経済水域内に落下したとみられる。
■訳出のポイント
ballistic missile は 「弾道ミサイル」。
launch が 「~を発射する」 「~を打ち上げる」 という動詞なので、
launch a ballistic missile で
「弾道ミサイルを発射する」 です。
「水」 で知られる基本中の基本単語 water 。
waters と複数形で用いると、「水域」 「海域」 あるいは 「領海」という意味になります。
そこで、タイトル中の Japanese waters は
「日本の領海」 ということです。
fire は 「火」 という名詞でおなじみですが、ミサイルや十弾などを「発射する」 「発砲する」 という動詞でもあります。
ここから、test-fire は 「~を試験発射する」 「~を試射する」となっています。
動詞 travel というと 「旅行する」 ですが、
「行く」 「進む」 「前進する」 のニュアンスでも使われる単語です。
今日の本文、 travelled 1,000km の箇所は主語が弾道ミサイルなので
「1000キロ前進した」 → 「1000キロ飛んだ」
ということですね。
land はもともと 「陸」 「陸地」 という名詞で、
動詞だと 「上陸する」 「着陸する」 「着地する」 の意。
land in ~ だと 「~に落ちる」 「~に(落ちて)着地する」 という句動詞で、とくに、ミサイルなどが 「~に着弾する」 という文脈でしばしば使われる表現となっています。
ここでは、
landing in the Sea of Japan なので
「日本海に着弾する」 「日本海に着水する」 ということです。
これらから、
that apparently travelled 1,000km before landing in the Sea of Japan
の部分は
「(弾道ミサイルは)日本海に着水する前に1000キロ飛んだと思われる」 →
「1000キロ飛行して、日本海に着水したとみられる」
となります。
ちなみに、apparently は文(あるいは文節)全体にかかる副詞で、「どうも~らしい」 「~だと思われる」 「~だとみられる」 という文を作ります。
簡略さが好まれる新聞記事で多用される語なので、しっかり押さえておきましょう。
北朝鮮が3日朝に弾道ミサイル2発を発射。
このうち1発が秋田沖の日本の排他的経済地域(EEZ)に落下したとみられます。
北朝鮮の弾道ミサイル発射は、今年に入って20発にのぼりますが、今回は在日米軍基地も射程内に収めていることをあらためてアピールする狙いもあるとではと思われます。
防衛庁によると、日本の EEZ 内に北朝鮮のミサイルが落下したのは、1998年に日本列島を越えて三陸沖の太平洋に落ちた時以来で2度目。
日本海側では初めてだということです。
■編集後記
もし11月に共和党が勝ちトランプ氏が大統領になったら、北朝鮮に対しどのような圧力をかけていくのでしょうか。中国を含め、様々な力のバランスに影響が出ることは間違いないでしょう。
(裏)暑い日が続きます・・リオ開会式は明日のPM8時から!