#4063 米民間便、55年ぶりにキューバへ

First US Commercial Flight in 55 Years Lands in Cuba

The first regular commercial flight between the United States and Cuba in 55 years resumed on Wednesday, over a year after the two countries had restored diplomatic ties in July, 2015.

■チェック

・(regular) commercial flight 民間航空(定期)便
・land 着陸する
・resume 再開する
・Cold War adversaries 冷戦時代の敵対国
・restore diplomatic ties 国交を回復する

■対訳

「米民間便、55年ぶりにキューバへ」

水曜日に、2015年7月の国交回復から1年あまりを経た米国とキューバ間で、民間航空会社による定期便の運航が55年ぶりに再開された。

■訳出のポイント

commercial は 「商業の」 「民営の」 という形容詞。

commercial flight というと

「商用飛行便」 「民間便」、つまり 「民間航空会社による飛行便」

のことです。

また、regular flight だと 「定期(航空)便」 なので、

regular commercial flight は 「民間航空会社による定期便」

になります。

resume は中断したことを 「再び始める」 「再び続ける」 という意味の動詞。

「~を再開する」 「~を復旧させる」 などと訳されることが多い語となっています。

様々な意味で用いられる前置詞 over ですが、今日の場合は【超過】を表しています。

つまり 「~より多く」 「~を超えて」 ということです。

そこで、

over a year は 「1年を超えて」 → 「1年あまり」

の意になります。
したがって、本文後半の

over a year after the two countries had restored diplomatic ties in July, 2015

の部分は
「2015年7月に両国が国交を回復した1年あまり後に」 →

「2015年7月の国交回復から1年あまりを経て」

ということです。

diplomatic ties は直訳すると 「外交関係」。

日本語訳としては 「国交」 とされることが表現です。

そして、restore は 「~を元の状態に戻す」 「~を修復・復元する」という動詞で、なくなっていたもの を「回復させる」 「復活させる」というニュアンスで頻出ですね。

restore diplomatic ties で 「国交を回復する」

とおぼえておきましょう。

昨年7月に半世紀以上にわたって断絶していた国交を回復させた米国とキューバ。

8月31日、民間航空機による定期便が55年ぶりに再開されたニュースです。

この歴史的な第1便は、米ジェットブルーによる便で、米フロリダ州フォートローダーデール・ハリウッド国際空港を出発し、1時間足らずでキューバ中央部のアベル・サンタマリア空港に到着。

到着時には、約150人の乗客から大きな歓声が上がったといいます。

今後は、10社の米国航空会社がニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなどとキューバの首都ハバナなどを結ぶ路線を就航させ、1日最大110便の運航が予定されているそうです。
■編集後記

ビジネスで時々日本からキューバに行っていた人を知っているのですが、ものすごく時間がかかって大変だといつも嘆いていました。米国から定期便が定着すれば、日本からのアクセスも格段によくなりますね・・・
ただ、需要がどのくらいあるのかは???ですが。

 

(裏)ヘパリーゼ・・もっと前から飲んでおけば良かった・・素晴らしい・・