#4064 マザー・テレサ 『聖人』 に

Mother Teresa Declared Saint

Mother Teresa, who devoted her life to helping the poor in India, has been proclaimed a saint by Pope Francis in a canonization ceremony in the Vatican on Sunday.

■チェック

・declare (=proclaim) a saint 聖人に認定する
・devote one’s life to ~に一生をささげる
・helping the poor 貧者の救済
・Pope Francis ローマ法王フランシスコ
・canonization ceremony 列聖式
・the Vatican バチカン
■対訳

「マザー・テレサ 『聖人』 に」

インドで貧者救済のために一生をささげたマザー・テレサが、日曜日にバチカンで行われた列聖式で、ローマ法王フランシスコによって聖人に認定された。

■訳出のポイント

saint は 「聖人」。

「聖人」 は、生前に敬けんな信仰を貫き、教えを完全に実行したとされる人で、キリスト教カトリック教会における最高の崇敬対象です。

動詞 declare および proclaim は、「~を宣言する」 という動詞。

そこで、declare(人)a saint だと

「(人)を聖人だと宣言する」 → 「(人)を聖人に認定する」

という意味になります。

今日の場合は、タイトルでも本文でも受動態の 「(人)が聖人に認定される」という形で登場していますね。

devote は人・仕事・目的などに 「身をささげる」 「専念する」 という動詞。

demote one’s life to ~ で

「~に人生をささげる」 「~に一生をささげる」

という言い方になります。

poor は 「貧しい」 「貧乏な」 あるいは 「かわいそうな」という形容詞としてよく知られる語。

今日の場合は 「貧民」 「貧者」 「困窮者」 を意味する名詞として登場しています。

この場合、the をともなって the poor とするのが通例なので注意しましょう。

ここでは、 helping the poor なので

「貧者を助けること」 「貧者の救済」

ということですね。

つまり、devoted her life to helping the poor in India

の部分は

「インドで貧者救済に一生をささげた」 →

「インドで貧者救済のために一生をささげた」

となっています。

カトリック教会が公式に聖人と認めることを

「列聖」 canonization といいます。

したがって canonization ceremony は 「列聖式」 で、

本文末尾の

in a canonization ceremony in the Vatican on Sunday

の部分は

「日曜日にバチカンで行われた列聖式で」

ということです。

インドで貧困救済に生涯を捧げ、1979年にはノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサ。

今回、カトリック教会の最高の位 「聖人」 の列に加えられたニュースです。

マザー・テレサは現在のマケドニアで生まれ、18歳でカトリック教会の修道院に入ったのち、派遣されたインドのスラム街で貧困や飢餓に苦しむ人たちの救済に身をついやしました。

バチカンのサン・ピエトロ広場で行われた列聖式には、カトリック教徒のみならず、ヒンズー教徒なども含め宗教の壁を超えて世界中から多くの人が集まったといいます。

■編集後記

昨夜自宅の近くの寿司屋で夕飯を食べてたのですが、そこにチャイニーズ系タイ人の若いカップルが入ってきました。女性のほうは入店するなりスマホで写真を撮りまくっています。店員が注文を取りに来ると、彼らは英語でいろいろ質問しています。ただ、店員にはどうも英語が通じてない様子。カミさんに、「あなた助け舟出しなさいよ」と言われ、Can I help you? と話しかけた。

どうやらチラシ寿司を食べたいそうだが、女性がイカが苦手でイカを抜いて欲しいとのこと。

イカは squid ですね。

メニューに写真が大きく載っていればイカを指差して身振りで意思疎通もできたでしょうけど、そのメニューに掲載されているチラシ寿司の写真は小さく、イカを指差すことができなかったのです。

僕がその旨、店員に教えると、助かりました!と、アオリイカを2貫、「良かったらお召し上がりください」とお店から頂きました(笑)

カップルに Are you from China?と聞くと、No we are from Thailand とかなりの巻き舌で帰ってきました。

そこで彼らがチャイニーズ系のタイ人だと分かったわけです。

で、その後、彼らとは話しませんでしたが、考えてみればあと4年後、東京五輪。海外から観光客が日本に押し寄せます。

上記のような出来事があちらこちらで起こりうるのだろうな、と思いました。

中にはトラブルに発展することもあるんだろうな。。。

やはりサービス業、飲食店のオーナーは、外国語メニューを用意しておく、メニューに写真を載せておくなどの「五輪対策」を今から始めておくべきだと思いました。

でもやはりいちばんいいのは、自分で英語を自由に話せること、聞けることだと思います。
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今すぐ動いてください。

 

(裏)天候が不安定なこの時期、車の洗車のタイミングが難しいです。。