#4140 中国、2020年に火星探査機打ち上げを計画

China Plans to Launch Mars Probe in 2020

China unveiled its space development program on Tuesday, planning to become the first country to soft land a probe on the far side of the moon around 2018 and launch its first Mars probe by 2020.

■チェック

・Mars probe 火星探査機
・unveil ~を発表する
・space development program 宇宙開発計画
・soft land a probe 探査機を軟着陸させる
・far side of the moon 月の裏側

■対訳

「中国、2020年に火星探査機打ち上げを計画」

中国は火曜日、2018年ごろに世界で初めて月の裏側に探査機を軟着陸させ、2020年までには同国初の火星探査機を打ち上げるという、宇宙開発計画を発表した。

■訳出のポイント

Mars は 「火星」 で probe は 「(宇宙)探査機」。

したがって Mars probe で 「火星探査機」 です。

development は

「発達」 「発展」 「開発」 「開拓」

などの意でなじみの名詞ですね。

ここでは、

space development program で

「宇宙開発計画」

になっています。

soft land は

「軟着陸する」 あるいは 「~を軟着陸させる」

という動詞。

soft-land と記す場合もあります。

soft landing 「軟着陸」 とは、人工衛星や宇宙船、探査機などの宇宙機が、地球・月・その他の天体上に安全に着陸すること。

激突する場合の

hard landing 「硬着陸」

に対する語として使われます。

また、far side of the moon は

直訳すると「月の遠い(方の)側」 → 「月の裏側」

ということです。

これらから

become the first country to soft land a probe
on the far side of the moon

の部分は直訳すると

「月の裏側に探査機を軟着陸させる最初の国になる」。

つまり

「世界で初めて月の裏側に探査機を軟着陸させる」

ということです。

around は 「~のまわりに」 「~のそばに」などの意の前置詞としても頻出ですが、今日の場合は 「およそ~」 「~あたり」という意味で登場しています。

around 2018 で

「2018年あたり」 「2018年ごろ」

というわけです。
中国が27日に宇宙開発計画を発表。

長期目標としては、

「2030年ごろまでに世界トップ3に入ること」

としています。

そして、具体的には、2018年ごろに世界で初めて月の裏側に探査機を軟着陸させ、2020年までには同国初の火星探査機を打ち上げる計画です。

さらに、2022年前後には完成を目指している中国独自の宇宙ステーション建設も含め、

宇宙開発において

“米国とロシアに続く 『世界三強』 の地位を確実に固めていくぞ”

という中国の強い姿勢が表れていますね。

■編集後記

今日で会社が終わりという人も多いかと思います。皆さんにとっての今年のビッグニュースはなんだったでしょうか?と聞かれても、思い出すことがどれもたいしたことなかったりして(笑)

実は今海外ミステリー小説にはまっています。これはトップ10にもしかすると入るかもしれません。英国推理作家協会が選ぶゴールドダガー賞というのがありこの受賞作、ノミネート作を片っ端から読んでます。

 

(裏)今日を入れてあと4日で2016年終わりかー