#4156 大相撲、19年ぶりに日本出身の横綱誕生

Japan Gets First Home-grown Sumo Grand Champion in 19 years

Japan’s sumo wrestler Kisenosato got promoted to yokozuna on Wednesday, becoming the first home-grown grand champion in 19 years.

■チェック

・home-grown 国産の → 自国出身の
・grand champion 【相撲】横綱
・sumo wrestler 力士
・get promoted to ~に昇進する
・national sport 国技

■対訳

「大相撲、19年ぶりに日本出身の横綱誕生」

水曜日に、力士の稀勢の里が横綱昇進を果たし、19年ぶりに日本出身横綱が誕生した。

■訳出のポイント

今日は大相撲の話題です。

「相撲」 は英語でも sumo 。

つまり、sumo は日本語を語源とした英単語となっています。

同様に、「横綱」 も yokozuna といいます。

ただし、こちらは (sumo) grand champion のように言い換える場合もあります。

yokozuna という単語は、sumo ほどは浸透していないということですね。

home-grown は 「自宅で作った」 「自家製の」 「自家栽培の」という形容詞。

ただし、home = home country 「自国」 でもあり、

「国産の」 「自国産の」 あるいはという意味にも使われます。

そして、今日のように人に関して用いると

「自国出身の」 「地元出身の」
の意味になるわけです。

したがって

home-grown sumo grand champion は

「自国(=日本)出身の(大相撲の)横綱」 ということです。
promote はもともと 「~を促進する」 「~を増進する」という動詞。

新製品などを 「宣伝販売する」 という意味でもおなじみの語かもしれませんね。

また、人を 「昇進させる」 「進級させる」 の意でもよく使われるので、これらをあわせて確認しておきましょう。

今日の場合は、

get promoted to ~ で

「~に昇進させられる」 → 「~に昇進する」

という言い方になっています。

つまり、

got promoted to yokozuna で

「横綱に昇進した」ということです。

大関・稀勢の里が第72代横綱へ昇進したニュースをお伝えしました。

1998年に66代横綱となった若乃花以来、ハワイ、モンゴルと外国出身の横綱ばかりが続いていましたが、今回19年ぶりの日本出身横綱の誕生となったわけです。
■編集後記

若乃花以来というのは驚きです。21世紀になって初めての日本人横綱。これから日本人力士にもっともっと活躍してもらいたいものです。個人的には琴奨菊にもっとがんばってもらいたいです!

 

(裏)朝、隣の公園の池に氷がはってました。風がないと凍るみたいです。