#4408 JAXA超小型ロケット打ち上げ

Japan’s Space Agency Launches Micromini-rocket

The Japan Aerospace Exploration Agency has successfully launched a telephone-pole-sized micromini-rocket carrying a microsatellite on Saturday.

■チェック

・space agency 宇宙機関
・micromini-rocket 超小型ロケット
・Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA) 【日本】宇宙航空研究開発機構
・telephone-pole-sized 電柱サイズの
・microsatellite 小型衛星

■対訳

「日本の宇宙機関、超小型ロケットを打ち上げ」

日本の宇宙航空研究開発機構が土曜日、小型衛星を搭載した電柱サイズの超小型ロケットの打ち上げに成功した。

■ 訳出のポイント

mini- 「ミニ」は、

「小さい」「小型の」という意味として、

日本語にもすっかり浸透していますね。

もともとは

「ミニチュア」「小型模型」を指す miniature

の略です。

また、micro は

「非常に小さい」「微小な」

という形容詞。

そこで、これらふたつを組み合わせた microminiture、

および、その省略形の micromini は

「超小型の」

の意味になります。

今日の場合は

micromini-rocket で「超小型ロケット」

というわけです。

また、本文末尾で登場している

microsatellite も

【 micro-(小型の)+ satellite(衛星)】 で、

「小型衛星」

となっています。

英字新聞頻出の副詞 successfully の使い方については、何度も解説していますね。

has successfully launched (a micromini-rocket) で

「(超小型ロケットを)うまく打ち上げた」→

「(超小型ロケットを)打ち上げることに成功した」→

「(超小型ロケットの)打ち上げに成功した」

ということです。

telephone pole は「電柱」。

utility pole という言い方もします。

telephone-pole-sized で

「電柱サイズの」

という形容詞になります。

carry は「運ぶ」「持っていく」という動詞。

carrying 〜 で

「〜を運んでいる」「〜を搭載している」

という言い方です。

したがって、

a telephone-pole-sized micromini-rocket carrying a microsatellite

の部分は

「小型衛星を搭載した電柱サイズの超小型ロケット」

となっています。

日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が3日、人工衛星を軌道に投入するためのロケットとしては世界最小級の「SS520」5号機を打ち上げ、搭載していた超小型衛星を予定の軌道に投入することに初めて成功しました。

ロケットは全長9.5m、直径52cm の電柱サイズ。

世界で超小型衛星の打ち上げ需要が高まっているのに対応し、低コストで顧客のニーズに合わせやすい小型ロケットの開発・実用化への弾みがつきそうです。

■編集後記
インフルエンザの猛威は衰えていません。風邪かなーと思ったらすぐに病院に行きましょう。特にB型は熱も微熱程度が続くことが多いようで(自分もそうでしたが)、インフルエンザであることに気づかない人が少なからずいます。B型は飛沫感染ですので周囲でくしゃみや咳をしている人がいたらすぐにマスクで防御しましょう。常にマスクは携帯です。

 

(裏)夏は短いですが冬は長いです・・・