#5094 新型コロナワクチン承認

UK Approves Pfizer’s Covid-19 Vaccine

The United Kingdom has become the first country in the world on Wednesday to approve the coronavirus vaccine developed by Pfizer/BioNTech on Wednesday.

■チェック

・UK (= United Kingdom)  英国、イギリス
・approve ~を承認する
・Covid-19 (=coronavirus) vaccine 新型コロナウイルスのワクチン
・developed by ~によって開発された

■対訳

「英国、ファイザーの新型コロナワクチン承認」

水曜日に、イギリスは世界で初めて、ファイザーとビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認した。

■訳出のポイント

我々が「イギリス」 あるいは 「英国」 と呼んでいる国の正式名称は

the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。

とても長いので、使われるの非常にフォーマルな TPO に限られ、

the United Kingdom

あるいは

Britain

と呼ぶのが一般的になっています。

また、今日のタイトルのように

the United Kingdom をさらに略した

(the) UK

もよく使われます。

approve は

「~に賛成する」 「~を承認(認可・認定)する」

という動詞。

今日の記事では

新型コロナウイルスのワクチンを “承認する”

という意味になっていますね。

develop は

「~を開発する」 なので、

the coronavirus vaccine developed by Pfizer/BioNTech

の部分は

「ファイザーとビオンテックによって開発された新型コロナウイルスのワクチン」

ということです。

今日の本文全体は、直訳すると

「水曜日にイギリスは、ファイザーとビオンテックによって開発された新型コロナウイルスを承認する世界で最初の国になった」。

つまり、

「水曜日に、イギリスは世界で初めて、ファイザーとビオンテックが
開発した新型コロナウイルスのワクチンを承認した」

というわけですね。

イギリス政府は、アメリカの製薬大手ファイザーがドイツの企業ビオンテックとともに開発した新型コロナウイルスのワクチンについて2日、安全性や有効性が確認できたとして承認されたと発表。

これに先立ち、ファイザーは、世界各国で行っている臨床試験の最終的な効果の分析では、このワクチンに95%の有効性がみられ、安全性に関しても重大な懸念は報告されていないとしています。

同国規制当局は、公衆衛生の面から緊急性があると判断された場合に臨床試験のデータがすべてそろっていなくても審査を逐次行い、承認するかどうかの評価を迅速に進める

Rolling Review 「ローリング・レビュー」

と呼ばれる手続きを進めていた次第です。

英政府は、ワクチンの供給は来週から始まり、来週には80万回分が供給される見通しだといいます。

またワクチン接種の優先順位については、今後発表するとのこと。

日本が供給を受ける予定のワクチンが、今回世界で初めて英国で承認された形です。

■編集後記

ファイザーのワクチン・・・米国企業ですが米国より先にイギリスで承認されました。同国および欧州の感染状況がいかに深刻であるかを反映する、異例の早さですね。長期的な副反応のリスクよりも、今差し迫っている医療危機に対応することを優先した判断かと・・・正しい判断であることを祈ります。

 

(裏)今日も寒いです。外を歩くときはマフラー、手袋必須!!