Japanese Yakuza Boss Sentenced to Death
Fukuoka District Court in southwest Japan on Tuesday sentenced the head of Kudo-kai crime syndicate to death by hanging for ordering four assaults, one of which resulted in death.
■チェック
・yakuza ヤクザ → 暴力団(員)
・sentence to death (by hanging) 死刑(絞首刑)判決を言い渡す
・Fukuoka District Court 福岡地方裁判所
・Kudo-kai crime syndicate (特定危険指定)暴力団工藤会
・order 命令する、指示する
・assault 暴行
・result in death 死に至る
■対訳
「日本の暴力団トップに死刑判決」
日本南西部の福岡地方裁判所で火曜日、特定危険指定暴力団工藤会の総裁が、4件の暴行を指示し、その内の1件では被害者が死亡したとして、絞首刑の判決を言い渡された。
■訳出のポイント
yakuza は言うまでもなく
日本語の 「ヤクザ」。
ほぼ同義の英単語としては
「犯罪組織の一員」 「暴力団(員)」 を意味する
gangstar
使われますが、近年は 「日本の暴力団員」 という意味で
yakuza
が英語圏でも使われるようになっています。
映画、ドラマなどの影響力もありますが、それだけ国際的にも悪名高いということですね。
syndicate はもともと
「企業連合」 = 「シンジケート」 ですが、
特に米国では
「組織暴力団」 「犯罪シンジケート」= crime syndicate
という意味でもよく使われます。
そこで、
Kudo-kai crime syndicate は
「(特定危険指定)暴力団工藤会」
ということですね。
「文」
という意味でおなじみの名詞
sentence は
刑罰の 「宣告」 「判決」
という法律用語としても頻出です。
そして、ここから、英字新聞では
「(人)に判決を宣告する」 「(人)に判決を言い渡す」
という動詞としてしばしば登場するので、しっかり確認しておきましょう。
sentence (人)to ~ で
「(人)に~の判決を言い渡す」
という言い方になります。
今日のタイトルでは
(be) sentenced to death と受動態で
「死刑(の判決)を言い渡される」
ということですね。
また、
hanging は
「首吊り(の刑)」 「絞首刑」 なので、
本文では
sentenced to death by hanging で
「首吊りの刑による死刑の判決を言い渡した」 →
「絞首刑の判決を言い渡した」
となっています。
本文末尾の
one of which resulted in death の部分では
which は
直前の four assaults を受ける関係代名詞ですね。
つまり、
「4件の暴行のうちの1件が死亡に至った」 →
「4件の暴行(を指示し)、そのうちの1件では被害者が死亡した」
というわけです。
北九州市に本部を置く特定危険指定暴力団工藤会トップで総裁の野村悟被告に死刑判決が言い渡されたニュースでした。
同被告は、4件の市民襲撃事件を指揮命令したとして、殺人罪や組織犯罪処罰法違反(組織的な殺人未遂)などに問われていました。
北九州市では、この4件以外にも放火や手榴弾の投げ込みなど一般市民を攻撃する事件が続発し、かつては 「暴力の街」「修羅の街」 と呼ばれたそうです。
捜査にあたってきた福岡県警は
「判決はあくまでも通過点。工藤会が壊滅に至るまで手を緩めることはない」
とコメントしています。
■編集後記
工藤会は暴力団追放運動の関係者宅や一般企業を銃撃したり、手榴弾を投げ込んだり・・・恐ろしい組織ですね。今回の判決を機に壊滅の道筋ができることを切に願います。死刑判決を言い渡した裁判長に向かって「あんた、生涯、この事後悔するよ」なんて・・・まるで極道映画の1シーンのようです・・・
今日の動画
https://youtu.be/kPJ_PoGokgs
昨日の動画(スティーブ・ジョブズ、サイン入りマニュアル)
https://youtu.be/0JwzqEELqBM
(裏)なんか朝晩含め非常に蒸し暑い日が続きます。。甲子園もとうとうベスト4が出揃います!近畿勢強し・・・