#5674 認証バッジを無料で復活

Twitter Restores ‘Blue Tick’ Free of Charge for Some Celebrities

Twitter has again U-turned over its verification policy, restoring the “blue tick” badges free of charge for some celebrity users.

 

■チェック

・restore ~を元に戻す → 復活させる
・Blue Tick (badge) (ツイッターの)認証バッジ
・free of charge 無料で
・celebrity 著名人
・U-turn 【動詞】(180度)転換する
・verification policy 認証ポリシー、認証方針

 

■対訳

「ツイッター、一部著名人の 『認証バッジ』 を無料で復活」

ツイッターが認証ポリシーを再び転換し、一部の著名人ユーザーの『認証バッジ』を無料で復活させた。

 

■訳出のポイント

“blue tick” の tick は check と同義で「チェックマーク」「レ点」を意味する名詞。

ツイッターの公式日本語サイトでは「青いチェックマーク」としています。

もともとは、同社が”一定の要件に基づき、著名で信頼に値するアクティブなアカウントを公共の利益に適ったアカウントして個別に認証し、その認証を証明する青いチェックマーク”のことを意味するもの。

ただし、日本では
blue tick
blue tick badge どちらのことも「認証バッジ」あるいは「認証マーク」と呼ぶのが通例となっています。

そこで、今日も対訳では「認証バッジ」で統一しています。

restore は「~を戻す」「~を返還(返却)する」という動詞。

ここから「~を元の状態に戻す」「~を修復(復元、復旧、復活)させる」という意味合いでもよく使われる単語なので、確認しておきましょう。

free of charge は「無料で」という言い方。

FOC あるいは f.o.c. のように略される場合もあります。

U-turn は自動車などの「U ターン」ですね。

転じて政策などの「180度の転換」「(劇的な)方向転換」という意味でも使われます。

同時に「U ターンする」あるいは政策、計画、考えなどを「180度転換する」という動詞にもなっているわけです。

そこで、本文前半の Twitter has again U-turned over its verification policy の部分は「ツイッターが、その認証ポリシーをめぐって再び方向転換をした」→「ツイッターがその認証ポリシーを再び転換した」ということですね。

タイトル中では some celebrities、本文では some celebrity users で用いられている some は「いくつかの」「何人かの」「多少の」という意味の形容詞。

今日の文脈では「何人かの著名人」→「一部の著名人」「何人かの著名人ユーザー」→「一部の著名人ユーザー」のように some → 「一部の~」と訳すとしっくりきますね。

米ツイッターは、アカウントが本人のものだと示す『認証バッジ』をめぐり、イーロン・マスク氏による買収後に有料化を決定。

これまで無料で付与していたバッジの削除を4月20日に開始しました。

ところがその後、一部の著名人などのバッジが料金の支払いなしで復活された、というニュースです。

これに関しては、マスク氏自身が「一部の人の分は私が個人的に料金を負担する」などとツイートもしています。

これを受けて、相次ぐ同社のポリシー転換や、それに伴う認証の基準などを疑問視する声もあがっています。

 

■編集後記

ツイッターの認証バッジ問題・・・なんだかマスク氏が迷走しているような気も。。。

【読者の声から】
・気がつくと、3世代に渡る家族全員がこの本で勉強していました!感謝。
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(裏)今朝の東京は晴れ渡ってましたが、午後になってどんよりとくもり、一時雨もぱらつきました・・・