Eight High School Students Feared Dead in Japan Avalanche
Eight Japanese high school students are feared dead after being caught in an avalanche on Monday during a mountain climbing workshop at a ski resort in Tochigi Prefecture, about 200 kilometers north of Tokyo.
■チェック
・(be) feared dead 死亡したとみられる
・avalanche 雪崩
・be caught in ~に巻き込まれる
・mountain climbing workshop 登山講習
・ski resort スキー場
■対訳
「日本で雪崩、高校生8人死亡のおそれ」
東京の約200キロ北にある栃木県のスキー場で、登山講習中に雪崩に巻き込まれた高校生8人が死亡したとみられる。
■訳出のポイント
avalanche はもともとフランス語で 「すべり落ちる」 の意。
英語では、「雪崩」 を指す名詞となっています。
動詞 fear は 「~を恐れる」 「~を心配(懸念)する」 の意味なので、
be feared dead は直訳すると
「死んだと恐れられる」 「死亡したのではないかと心配される」。
ここから、「死亡したみられる」 の意味で英字新聞では頻出の表現となっています。
catch は 「捕まえる」 「とらえる」 という動詞ですね。
そこで、直訳すると 「~の中にとらえられる」 という意味になる
be caught in ~ は、
雨や災害などに 「遭う」、事件などに 「巻き込まれる」
というニュアンスで使われる表現となっています。
今日の場合は、
after being caught in an avalanche で
「雪崩に巻き込まれた後で」 → 「雪崩に巻き込まれて」
ということです。
workshop はもともとは 「仕事場」 「作業場」 の意。
ここから、日本語でも 「ワークショップ」 と言うように、
「研修」 「研究会」 「講習」 「勉強会」
という意味にも使われる語となっています。
したがって
a mountain climbing workshop は
「登山講習」
ですね。
栃木県那須町にあるスキー場付近で雪崩が発生したニュース。
英文記事作成時点では、8人の高校生が心肺停止と報道されていましたが、その後、高校生7人と教師1人の死亡が確認されました。
ほかにも、生徒ら合わせて40人が負傷し、そのうち2人は重傷とのこと。
栃木県警は業務上過失致死傷容疑で、講習会の参加校の学校関係者らから任意で聴取を始めました。
■編集後記
当時は大雪・雪崩などの注意報が発令されていたそうです。「親より先に死んじゃいけない」と話す父親の姿に同じ年代の子を持つ親としていたたまれない気持ちで見ていました。犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。
(裏)都内のソメイヨシノはまだ1部咲きくらいですか・・・・