Osaka Becomes First Japanese City to Certify Gay Couple as Foster Parents
The city of Osaka officially recognized a same-sex
couple as foster parents, becoming the first municipality in Japan to do so, according to its Ministry of Health, Labour and Welfare.
■チェック
・certify (=officially recognize) 正式に認定する
・gay (=same-sex) couple 同性カップル
・foster parents 養育里親
・municipality 自治体
・Ministry of Health, Labour and Welfare 【日本】厚生労働省
■対訳
「大阪市が同性カップルを養育里親に認定、日本初」
大阪市が同性カップルを養育里親に正式に認定した。厚生労働省によると、自治体としては全国で初めてだという。
■訳出のポイント
日本語でも 「ゲイ」 というように、gay は 「同性愛の」 「ゲイの」という形容詞。
通例、男性の同性愛者を指す言葉となっています。
そこで、gay couple は
「同性カップル」、とくに 「男性(同士の)カップル」
を意味します。
本文で言い換えられているように
same-sex couple も 「同性カップル」 ですが、
こちらは、男性カップルにも女性カップルにも同じように使われる表現ですね。
certify は正式に 「証明する」 「認定する」 という動詞。
certify A as B で
「A をBとして正式に認定する」
ということです。
したがって、タイトルの
certify gay couple as foster parents は
「同性カップルを養育里親に(正式に)認定する」
となります。
また、 本文で使われている
officially recognize も 「正式に認定する」 の意で、
タイトルの certify を言い換えた形になっています。
foster parents は 「里親」 「養い親」 の意味ですが、今日の記事では日本の 「養育里親」 に当たる英語として使われています。
becoming the first municipality in Japan to do so
の to do so は、直訳すると 「そうする」。
これは、文前半の
officially recognized a same-sex couple as foster parents
を指すものです。
つまり、
「同性カップルを養育里親に正式に認定する最初の自治体になった」 →
「(同性カップルを養育里親に正式に認定するのは)自治体としては全国で初めである」
ということです。
「養育里親」 は、
“実の親が引き取る見込みのある子どもを実親の元へ家庭復帰できるまで、あるいは18歳まで家庭内で養育する里親”
と定義されています。
「養育里親」 になるためには、自治体が行う研修を受けたうえで、収入や住宅環境などの調査を受け、さらに都道府県などの審議会で認定を受けることが必要だといいます。
厚生労働省は里親の認定を行う際の要件として、子どもを育てることへの熱意や、豊かな愛情、そして経済的に困窮していないことなどを求めており、性別については制限していません。
一方で、東京都などでは、里親になるには原則として、
“異性の配偶者がいること”
を条件としています。
配偶者がいなくても、親などのサポートがあれば、認められることもありますが、同性のカップルは基本的に認めていないということです。
■編集後記
ゴルフの祭典、マスターズが始まりました。とりあえず日本勢、松山、池田、谷原は予選カットライン内にいますが、明日がんばって全員予選通過してほしいです。
(裏)週末にかけて天気よくないみたいですね。。今は雨あがってます(大阪)