#3940 電子メールの生みの親が死去

Email Inventor Ray Tomlinson Dies at 74

Ray Tomlinson, who is credited with the invention of email, has died at the age of 74. He is also the man who came up with the groundbreaking use of the @ symbol for email addresses.

■チェック

・inventor  発明者、生みの親
・(be) credited with  ~の功績があると考えられている
・come up with  ~を思いつく、考えつく、考え出す
・groundbreaking  画期的な
・symbol  記号

■対訳

「電子メールの生みの親レイ・トムリンソン氏が死去、74歳」

電子メールの発明者と目されるレイ・トムリンソン氏が74歳で死去した。電子メールアドレスに@という記号を用いる画期的なアイデアも、同氏のものだった。

■訳出のポイント

invent が 「~を発明する」 「~を考案する」 という動詞で、inventor は 「発明する人」 「発明者」。

また invention は 「発明」 「考案」 という名詞になりますね。

日本語の 「~の生みの親」 というニュアンスで使われることもあります。

今日のタイトルでは、email inventor で 「電子メールの発明者」「電子メールの生みの親」 ということです。

die at _ あるいは die at the age of _  で

「_歳で亡くなる」 「享年_歳で死去する」 という言い方。

したがって、

タイトルの dies at 74

および、本文の

died at the age of 74 は

ともに 「74歳で死去した」 ということです。

「クレジット・カード」 など、日本語でも 「クレジット」 という言葉が浸透していますが、credit はもともと 「信用」 「信頼」 という名詞。

そして、それらのもととなるような 「功績」 「手柄」 「名声」 「評判」という意味でもあります。

ここから、「功績があると思う」 という動詞としても用いられ、

特に be credited with ~ で

「~の功績があると思われる」 という言い方になります。

今日の場合は、

who is credited with the invention of email で

「電子メールの発明の功績があると思われる(レイ・トムリンソン氏)」→

「電子メールの発明者と目される(レイ・トムリンソン氏)」

ということです。

come up with ~ はアイデアなどについて 「~を思いつく」 「~を考えつく」という句動詞。

そこで、第2文を直訳すると

「彼(=トムリンソン氏)はまた、電子メールのアドレスのために、@という記号の画期的な利用を思いついた人でもある」。

これを、自然な日本語に意訳すると

「電子メールアドレスに@という記号を用いる画期的なアイデアも、同氏のものだった」

となるわけです。

レイ・トムリンソン氏は、1971年にコンピューター同士で直接的にメッセージをやり取りする電子メールを発明しました。

それ以前の電子メッセージは、極めて閉ざされたネットワークの内部でしか共有できませんでした。

また、電子メールで送信相手の場所を示す記号として @ を使う方法を思いついたのも同氏です。

@に目を付けたのは、ほとんど使われていないにもかかわらず、キーボードにもともと配置されていた記号だったからだと言います。

米グーグルの電子メールサービス 「Gメール」 は、ツイッターのアカウントで以下の投稿をし、トムリンソン氏への追悼の意を表しました。
“Thank you, Ray Tomlinson, for inventing email and
putting the @ sign on the map.”

「レイ・トムリンソンさん、電子メールを発明し、@を世の中に広めてくれてありがとう」。
■編集後記

電子メールが1971年にすでに発明されていたとは、知りませんでした。一般に爆発的に普及したのが、パソコンがオフィスや家庭に広がってからということですね。私が初めて電子メールを使い出したのは米国の大学院に留学中の時でしたが、実は発明自体は幼稚園の頃にされていたという・・・少し衝撃ですね。

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