#4204 サンクトペテルブルク地下鉄で爆発

St. Petersburg Metro Blast Kills 14 in Russia

At least 14 people were killed and 49 were injured in an explosion on the St. Petersburg metro Monday during President Vladimir Putin’s visit to the second-largest city in Russia.

■チェック

・metro 地下鉄
・blast (=explosion) 爆発
・during one’s visit to ・・・ ~ の ・・・ 訪問中に

■対訳

「ロシア: サンクトペテルブルク地下鉄で爆発、14人死亡」

月曜日に、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの地下鉄で爆発があり、少なくとも14人が死亡、49人が負傷した。この日はウラジーミル・プーチン大統領が同市を訪問していた。

■訳出のポイント

metro は 「大都市の鉄道」 を意味するフランス語

chemin de fer métropolitain の省略で、

もともとはパリの 「地下鉄」 を指していました。

現在では 「地下鉄」 の意味で、特に欧州で広く使われる語
となっています。

ちなみに、「地下鉄」 に当たる英単語としては、

米国では subway

英国では underground

が最も一般的。

これらも合わせて確認しておきましょう。

blast の原義は 「突風」。

ここから 「(爆発による)爆風」、あるいは 「爆発」そのものを意味する名詞となっています。

今日のタイトルでも、本文で登場している explosion を言い換える形で、「爆発」 の意味になっています。

during one’s visit to ・・・ は

「~ の ・・・ 訪問中に」

という言い方。

そこで、本文後半の

during President Vladimir Putin’s visit to the second-largest city in Russia

の部分は直訳すると

「ウラジーミル・プーチン大統領のロシア第2の都市(=サンクトペテルブルク)訪問中に」。

対訳ではこの部分を独立させて

「この日はウラジーミル・プーチン大統領が同市を訪問していた」

と意訳しています。

ロシア第2の都市で、プーチン大統領の出身地でもあるサンクトペテルブルクで起きた地下鉄爆破事件のニュースです。

14人が死亡し約50人が負傷したと伝えています。

そして、捜査関係者は4日現在、実行犯の男1人が起こした自爆テロとの見方を示しています。

事件がプーチン大統領の訪問中に起きたことから、去年シリアへの空爆などを理由として同大統領の殺害予告を出した過激派組織「イスラム国」 が犯行の背後にいるのではないか、という見方もされているようです。
■編集後記

しばらく欧州でのテロがなかったと思っていたら、先日のロンドン、そして今回のサンクトペテルブルクと続いてしまいました・・・なんだか嫌な感じですね。しかし今回のような自爆テロを朝のラッシュの新宿駅や電車の中でやられたらと思うと鳥肌が立ちます。考えてみると東京というのはソフトターゲットだらけです。

 

(裏)大阪が桜満開になってきています!しかし週末にかけて天気は下り坂(関西)