#3959 ジョコビッチがマイアミ・オープンV、錦織下す

Djokovic Wins Miami Open, Beating Nishikori

World No.1 tennis player Novok Djokovic clinched his sixth, and third in a row, Miami Open title by beating Kei Nishikori of Japan 6-3, 6-3 in the final. It was his fourth championship in this season and a record 28th Masters 1000 victory in his career.

■チェック

・clinch one’s _th title _度目の優勝を果たす
・in a row 連続して
・in the final 決勝戦で
・record 【形容詞】記録的な → 最多記録の
・in one’s career 通算

■対訳

「ジョコビッチがマイアミ・オープンV、錦織下す」

テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチがマイアミ・オープンの決勝戦で日本の錦織圭を6-3、6-3で下し、3年連続で6回目となる優勝を果たした。ジョコビッチは今季4勝目で、最多記録となるマスターズ1000通算28勝目をあげた。

■訳出のポイント

beat はスポーツ記事では頻出の動詞ですね。

もともとの 「~を打つ」 「~をたたく」 の意から、「~をたたきのめす」 →「~を打ち負かす」 「~をくだす」 → 「~に勝利する」 という意味で使われます。

clinch one’s title は「優勝を決める」「優勝を果たす」という言い方。

clinch one’s _th title だと 「_回めの優勝を果たす」「_勝目をあげる」 となります。

row は 「列」という名詞なので、in a row はもともと「列になって」 「並んで」 の意。

ここから、「連続して」 「続けて」 という意味で頻出の表現になっています。

そこで、

clinched his sixth, and third in a row, Miami Open title

の部分は直訳すると

「6回目の、そして連続して3回目のマイアミ・オープン優勝を果たした」。

つまり、「3年連続で6回目となるマイアミ・オープン優勝を果たした」ということです。

第2文の後半に登場する Masters 1000 は、正式には

ATP World Tour Masters 100

「ATP ワールドツアー・マスターズ1000」

と言います。

ATP (=Association of Tennis Professionals) 「男子プロテニス協会」 が運営するテニス競技大会の規格名称で、4大国際大会や年館最終戦に次ぐ大規模大会群です。

現在は年9つの大会が開催され、各大会の優勝者には ATP レース・ポイントおよび ATP エントリー・ポイントが一律1000点与えられるため、ランキングに大きな影響を与える大会といえます。

そして、今日の話題である Miami Open はこの Masters 1000 大会のひとつ。

したがって後半の、

a record 28th Masters 1000 victory in his career は

「最多記録である通算28個目のマスターズ1000勝利」

ということです。

さらに、第2文全体を訳してみると

「これはジョコビッチの今季4つ目の優勝で、最多記録である通算28個目のマスターズ1000優勝だった」。

対訳では、

「ジョコビッチは今季4勝目で、最多記録となるマスターズ1000通算28勝目をあげた」

と意訳しています。

錦織圭のマスターズ1000初優勝はならず、我々日本人にとっては残念なニュースでした。

優勝は、現在男子テニス界の王者として君臨するジョコビッチ。

今回のマイアミ・オープン優勝で、ナダルの記録を上回る、ATP マスターズ1000で28勝という新記録を達成しています。
■編集後記

これが世界ランキング1位と6位の差というものなのでしょうか。錦織をストレートで破るジョコビッチの強さ。話はそれますが、私のマンションに以前テニスで活躍され、今もよくテレビに出演している方がいて、よくジムで見かけるのですが、筋トレはほとんどせず、ストレッチ、バランスボールを使った体幹トレ、クロストレーナーでの有酸素運動をされています。

 

(裏)キムチ納豆+いかなごのくぎ煮が絶妙なマリアージュになることを発見!