Poll: 1/3 of Americans Would Back Pre-emptive Nuclear Attack on North Korea
33 percent of Americans would support a pre-emptive nuclear strike on North Korea if the nation developed a missile capable of reaching the US, according to a poll.
■チェック
・poll 世論調査
・back (=support) ~を支持する
・pre-emptive nuclear attack (=strike) 先制核攻撃
・develop ~を開発する
・a missile capable of reaching the US 米国に到達可能なミサイル
■対訳
「世論調査:米国人3分の1が北朝鮮への先制核攻撃を支持」
世論調査によると、北朝鮮が米国に到達可能なミサイルを開発した場合、米国人の33%が同国に対する核兵器を使った先制攻撃を支持しているという。
■訳出のポイント
poll の語源は
「頭のてっぺん」 を意味する pol。
ここから、
「頭の数を数える」 → 「投票」 「投票数」
という名詞になっています。
また、
「世論調査」 「人気投票」
という意味でも頻出なので、しっかり確認しておきましょう。
動詞 back は
「~を後押しする」 → 「~を支援する」 「~を支持(応援)する」
という意味でしばしば登場しますね。
意味的には support とほぼ同義になっています。
pre-emptive はもともと
「先買の」 「先買権のある」
という形容詞。
軍事用語として
「先手をとる」 「先制の」
という意味でも使われます。
a pre-emptive attack
あるいは
a pre-emptive strike で
「先制攻撃」
という言い方です。
今日の場合は
a pre-emptive nuclear attack (strike) で
「先制の核攻撃」 「核兵器を用いた先制攻撃」
となっています。
capable of ~ は
「~の能力がある」 「~ができる」。
そこで、
a missile capable of reaching the US は
「米国に到達する能力があるミサイル」 → 「米国に到達可能なミサイル」
というわけです。
if the nation developed a missile capable of reaching the US
の部分は
「もし、その国(=北朝鮮)が米国に到達可能なミサイルを開発したら」 →
「北朝鮮が米国に到達可能なミサイルを開発した場合」
ということですね。
今年2月に米国人3000人を対象に行った世論調査の結果を、24日づけで米核専門誌が発表しました。
「北朝鮮が米国に到達する核兵器開発に成功した」 という仮想の新聞記事を掲載し、様々なシナリオを提示した上で、米国による北朝鮮への攻撃を支持するかどうかを問うたといいます。
その結果、北朝鮮で民間人100万人と兵士10万人の計110万人の死者が出るとされる核兵器による先制攻撃について、33%が支持すると回答。
また、1万5000人の死者が予想される従来兵器による先制攻撃についても、同じく33%が支持すると回答したそうです。
ただ、支持しないという回答がどの程度だったのかは公表されておらず、全体像は掴みにくいのですが。。。
それにしても米国人の3分の1が核先制攻撃を支持しているというのは、かなり高い数字のように思えます。
■編集後記
米国の核専門誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ(BAS)』が発表したものです。核専門誌ということで、かなり歪んだ調査対象かなと思いきや、ユーガブという調査会社は英国のEU離脱問題でも多くのメディアに取り上げられてましたので、調査手法には問題はなかったと思われます。
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(裏)明日は東京、午前中だけ雨のようです・・・