Japanese Stationery Company Releases Anti-groping Stamp
Japanese stationery company Shachihata test-launched a stamp designed to help deter inappropriate behavior such as groping, a common problem on Japan’s notoriously crowded trains.
■チェック
・stationery company 文具製造会社、文具メーカー
・release ~を発売する
・anti-groping stamp 痴漢対策スタンプ
・test-launch ~を試験的に発売する
・deter ~を防ぐ、防止する
・inappropriate behavior 不適切行為
・notoriously crowded trains 悪名高い満員電車
■対訳
「日本の文具メーカー、痴漢防止スタンプを発売」
日本の文具メーカーのシヤチハタが、痴漢などの不適切行為防止の助けになるよう考案されたスタンプを試験的に発売した。痴漢は、日本の悪名高い満員電車でよく起こる問題である。
■訳出のポイント
stationery は
「文房具」 「事務用品」
を意味する名詞。
類似のスペルの
stationary
という単語と混同しやすいので注意してください。
こちらは、
「動かない」 「固定された」
という意味の形容詞です。
grope はもともと
物などを 「手探りで探す」 「手探りする」
という動詞です。
ここから、
異性の体を 「さわる」 「まさぐる」、
特に女性に(強引に)「痴漢行為をする」
という意味でも使われるようになっています。
そこで、groping は
「さわること」 「痴漢行為をすること」 → 「痴漢行為」
の意味になっています。
さらに、
anti-groping だと
「反痴漢行為の」 → 「痴漢対策の」
というわけですね。
deter はもともと
「~するのを思いとどませる」 「~するのをやめさせる」
という動詞。
ここから、
「~を防ぐ」 「~を防止(抑制)する」
という意味でもよく使われる単語となっています。
今日の場合は
to help deter inappropriate behavior で
「不適切行為を防止するのを助けるために」 →
「不適切行為防止の助けになるように」
ということですね。
文末の
a common problem on Japan’s notoriously crowded trains
の部分は、直前の groping を説明する文節です。
notorious が
「悪名高い」
という形容詞で、その副詞形である notoriously は
「悪名高くも」「悪名高くなるほど」の意。
そこで、この部分を直訳すると
「悪名高いほど混雑している日本の電車ではよく見られる問題である(痴漢)」 →
「混雑していることで悪名高い日本の電車でよく見られる問題である(痴漢)」。
対訳では、この部分を独立させて
「痴漢は、日本の悪名高い満員電車でよく起こる問題である」
としています。
スタンプで有名なシヤチハタが、痴漢などの証拠を残せる「迷惑行為防止スタンプ」 の試作モデルを発売しました。
被害者が容疑者の手にスタンプを押しておくと、ブラックライトで陰影が浮き出る仕組みだそうです。
かばんやポケットなどに取り付けられるリールコードと、携帯用のブラックライトとセットで価格は2500円。
Twitter 上での意見を踏まえて開発したもので、27日に500個のテスト販売を開始したところ、1時間以内に完売したといいます。
■編集後記
僕は満員電車とは無縁というか電車に乗らない生活をしていますが、満員電車でこのスタンプを相手の手に正確に押すことができるのか・・・・
ところでシヤチハタは名古屋創業の会社です。本社も名古屋。鯱(しゃちほこ)のシャチと旗、つまり鯱旗が創業時の名前だったそうです。さらに、シヤチハタでありシャチハタではないそうです!!(初めて知りました)同様にCANONもキヤノンだそうです。キャノンではないと!!まじか!
(裏)なんかあっという間に一週間が過ぎる・・・情報処理が少ないのか・・緊張感がないのか・・