Over 900 Killed by Heavy Rains and Floods in Pakistan
Heavy rains and flooding have been wreaking havoc across Pakistan since mid-June, leaving at least 903 dead and about 50,000 people homeless. The government appealed for international assistance on Wednesday.
■チェック
・heavy rain 大雨
・flood (=flooding) 洪水
・wreak havoc ~に大惨事をもたらす
・leaving _ people dead (homeless) _人が死亡する(家を失う)
・appeal for international assistance 国際支援を求める
■対訳
「パキスタン、大雨と洪水で死者900人超」
パキスタンでは6月中旬以来、全土が大雨と洪水で大被害を受け、少なくとも903人が死亡し5万人以上が家を失ったという。同国政府が水曜日、国際支援を求めて訴えた。
■訳出のポイント
wreak の語源は「漂着物」を意味するアングロノルマン語 wrek。
ここから「難破」「難破船」「漂着物」「残骸」
あるいは「破損」「破壊」「被害」「破滅」という意味の名詞です。
そして船などを 「難破させる」列車、車などを「破壊する」「破損する」「大破する」という動詞としても使われます。
破壊や、損害を「引き起こす」「もたらす」というニュアンスの動詞として捉えておくとよいかもしれません。
また havoc は地震、台風などによる「大破壊」「大損害」という名詞。
これらから生じる「大混乱」「パニック」という意味でも使われます。
そこで wreak havoc だと「大破壊を引き起こす」「大被害をもたらす」という表現になるわけです。
動詞 leave には人、物、事を「… のままにしておく」「… という状態にしておく」という意味があります。
その応用として英字新聞では、主に災害関連の記事の中でleave _ (people) dead
「(災害が)_人(の人)を死んだ状態にしておく」→
「(災害で)_人の死者が出る」という言い方が頻出。
しっかり確認しておきましょう。
今日の場合は、同時に leave _ people homeless で
「_人をホームレス(=家のない)状態にしておく」→
「_人が家を失う」という表現も登場していますね。
appeal は「懇願する」「訴える」助け、道場などを「求める」「懇請する」という動詞。
appeal for international assistance で「国際支援を求める」「国際支援を求めて訴える」という言い方になっています。
パキスタンでは毎年、6月から9月は雨季 monsoon で雨が続きます。
今年は6月中旬以降大雨が続き、洪水や土砂崩れで全土で甚大な被害が出ているという事です。
すでに死者は900人を超え、そのうち3分の1以上が子どもだといいます。
the National Disaster Management Agency 「パキスタン国家防災管理庁」 によると、6月中旬以降の洪水の被災者は180万人に達し、現在も約32万人が避難所や難民キャンプで生活しているそうです。
続く洪水被害に、同政府による被災者支援は十分とは言い難く、国際的支援が求められている、というニュースでした。
■編集後記
日本の梅雨が、昔のシトシト降る雨から局地的豪雨が断続的に続くようなパターンに変わったように、パキスタンのモンスーン期の雨も極端になってきていることでしょう。また、聞くところによると、同国では主要都市でもいまだに道路に排水溝というものがほとんどないそうで。。。これだけで、大雨・洪水被害がどれほど悲惨な状況なのか、想像できますね。
通知表、英語が常に「1」だった男性がTOEIC900・・・
https://www.ijkpz.xyz/t/etr6e.html
今日の動画
https://youtu.be/ilq14OYxfDk
(裏)今夜はZOOM飲み会。ZOOMで集まって飲むのが普通の感覚で受け入れられますね。